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活気!反応!アイデア!アクセス!プレスリリース毎週配信の四つの効果 【サポタント株式会社 さま】

活気!反応!アイデア!アクセス!プレスリリース毎週配信の四つの効果 【サポタント株式会社 さま】

「派遣切り」という言葉がメディアを騒がせ、社会問題にもなった2009年。苦労したのは派遣社員だけではなく、派遣業を営む企業もしかり。そんななか、社員11名の派遣会社『サポタント』は、企業のネット担当者に着目。Web担当者を自社で育成し、確かな人材だけを企業に派遣し注目を集めている。『サポタント』では、企業向け、派遣社員向けの新サービスを次々に発表。プレスリリース、メルマガ、ブログなどを通じて効果的に情報発信を行っている。今回は、サポタント株式会社社の代表取締役の床美幸さんに、プレスリリースを中心としたアウトプット(情報発信)力についてお話を伺った。

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メディアへの露出だけではもったいない
プレスリリースの効果は四つ
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サポタント株式会社
サポタント株式会社

『サポタント』が、毎週のようにプレスリリースを配信できるのには理由がある。同社では、1か月に4本の新サービス開発を目標としている。少人数の企業で、これをある種ノルマのように社員に課している床社長は「あくまでも目標ですが、目標をもつことによって、社員のやる気が変わります」と話す。新サービス開発と同時に出されるプレスリリース。「プレスリリースは、取材目的だけではなく、他に四つの効果があります」と口にした。

一つ目は、活気、賑やかさの演出だという。定期的にプレスリリースを出していると、来訪者に「サポタントって、いつも新しいことをやっているよね」という目で見られるようになるのだ。『WEB業界の求人状況リサーチレポート』、『ゼミ形式でECサイトの売上1.5倍を目指す!「ボカンと売れるゼミ」モニターを募集』『【学生対象】WEB業界への就職をサポートするカリキュラム「ウェブ活」開始』、『アルバイト雇用での紹介事業「ウェブバイト」を開始』など、時代にあったタイトルが、常に『サポタント』のトップページを飾っている。

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プレスリリースをきっかけに
コミュニケーションのスタート
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二つ目は、新サービスに対する反応を見るためである。斬新なサービスを世に送り出すと、プレスリリース配信直後から問合せが殺到する。逆に、ありふれたサービスの場合は、反応はゼロ。社会の反応は、厳しいほどに正直だ。価格設定に対しても、反応はさまざま。「このサービスでこの価格なら安いですね」と言われることもあれば、「高すぎる」と指摘されることもしばしば。お客様の生の声は、不況の波と比例する。大手派遣会社が、ウェブ業界の派遣にも参入し始めてきたという危機感もあり、床社長の目は厳しくなる一方。どんなサービスが世の中に求められているのか見極めないと、あっという間に、大手企業に市場を奪われてしまうのだ。

三つ目は、新しいアイデアを発見できること。ひとつのサービスを出すと、「こういうサービスはないんですか?」「こういうことは出来ませんか?」と問合せが舞い込むこともしばしば。机上でのシミュレーションから生まれたサービスは、企業が求めていることと微妙にずれてしまうこともある。需要に対し直球ストライクでなかったとしても、バットを振ってもらうことができれば、コミュニケーションが始まる。ユーザーに何かしらのアクションを起こしてもらえば、契約への糸口になるのだ。

四つ目は、サイトへの訪問者数の増加、そして関連サービスへの反応率のアップである。プレスリリースを配信すると、インターネット上の数多くのサイトに掲載される。記事をきっかけにサイト訪問者が増えると、他のサービスページへのアクセスも高まるのだという。ちょっとしたSEO対策とも言える。繰り返しプレスリリースを配信することによって、何度目かの訪問で受注になったというケースも少なくない。意外なサービスが、大企業の担当者の目にとまり、大きな注文につながったこともある。

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ノルマ? 競争意識?
プレスリリース配信は全員の仕事
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週に1本のペースで新サービスを開発し、プレスリリースを配信する。『サポタント』では、競争意識をもたせる方法でこのサイクルを継続している。

『サポタント』には、「セミナー関連」「お願い!ウェブタント」「グループコンサルティング」「チーム派遣」という四つのチームが存在し、それぞれチームリーダーが指揮をとっている。チームリーダーには「月に1本の新サービス開発&プレスリリース配信」が義務付けられていて、彼らは常に新しいサービスを生み出そうと知恵を絞っているのだ。

「アウトプットを求められることで、みんなのインプットの質も量もアップしました」と床社長。日頃、コーディネーターとして企業と派遣社員の間に入り、電話やメールでの対応に追われる毎日。その合間に本を読み、サイトを閲覧し、セミナーにも足を運ぶ。

「サイトに書いてあるからいいでしょ」では足りないのだ。「鏡を見るのが怖い」「外に出られない」というところまで追い込まれた女性たちは、どれだけ情報を提供しても、多すぎるとは思わない。「私はメルマガがいい、私は小冊子がいい、と好みのツールを選んで情報を受け取ってほしい。納得してから買ってほしいので、初回の購入までに時間がかかるのは仕方がないんです」と、北林さんは、購入までに時間のかかる顧客に理解を示す。

アウトプットの場は、プレスリリースだけではない。『サポタント』のサイトには、メールマガジン2種類、ブログ、コラムなど、社員が書かなければならない真白なスペースが多数存在している。『サポタント』では、文章でのアウトップット、さらに会議でのレポート発表と、社員の情報発信力が重要視されている。

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瞬間的なブームはいらない
華やかさよりも信頼が大切
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もちろん床社長自らも、オフィシャルメルマガ「大サポ」、コラム、ブログ等のアウトプットの場をもち、情報発信を続けている。常に最新の情報を集め、自分たちのお客様にとって有益な話題だけを整理して提供することが、『サポタント』が企業に頼られ続けるためには重要なのだ。

インターネット業界の専門派遣という認知を高め続けるために、床社長がこだわっていることは、「信頼」の二文字。「一瞬取り上げられてブームになるようなプレスリリースは、いらないんです。テレビに出ると、一瞬、事務所も華やぎますし、問合せも増えます。でも、瞬間的なんです。それよりは、階段を一段ずつ上がるような成長の仕方を目指していきたい。"サポタントさん? どこかで聞いたことありますね"と言われる方がありがたい」と床社長は話す。

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店長の衝撃的告白から決意
必要とされるサービスを作る
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床社長が、人材派遣業を始めたきっかけは、あるオンラインショップ店長の衝撃的な告白だった。あるセミナーの運営スタッフをしていた床社長に、ある男性店長が、小さな声でこうささやいた。「私は、これ以上の売上げアップは望みません。一生懸命教えてくださる講師の先生には言えませんが、売れれば売れるほど、バックヤードはめちゃくちゃになります。受注処理に追われ、配送が間に合わず、クレームが増える一方。私もスタッフも、ボロボロなんです」 床社長は、この悲鳴ともとれる声をきっかけに、ネット業界に特化した派遣業を、それまでのセミナー事業に加えて開始することを決意。オンラインショップをサポートすることを約束し、オンラインショップで役立つ人材の育成、および派遣に情熱を注いでいる。

『サポタント』では、これまで中途採用のみを行ってきたが、2010年からは新卒のお手伝いにも力を入れていく予定だ。夏には、大学生向けのセミナーを実施予定。ウェブ業界の現場見学会の実施、技術の習得セミナー、マナー教室など、成長し続けるインターネット業界をしっかりサポートしていく構えだ。次のプレスリリースのテーマは、これに決まっている。


【参考URL】

サポタント株式会社
http://www.supotant.com/

フクダのここがポイント
▼プレスリリースは、取材されるだけが目的ではない!
▼アウトプット(情報発信)を意識して、良質なインプット(情報収集)を心がけよう

※本連載は、日本流通産業新聞社発行 週刊「日流eコマース」にて連載中の
「人気ECサイトのコンテンツ&文章力」(2010年6月) に掲載されたものです。
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