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<番外編>台湾視察レポート(後篇)

<番外編>台湾視察レポート(後篇)

2012年5月24日
 こんにちは。グリーゼの こみやまたみこ です。

 私が執筆する号では、
 売上停滞に悩む林檎屋のネットショップ店長 Nさんとの掛け合いで、
 全国で実施しているセミナーでの気づきをご紹介しています。

 Nさん、こんにちは。

 「コミヤマさん、この間の台湾視察レポート(前篇)、

  友だちのネットショップ店長に見せたら、評判よかったよ!」

 ほんとですか? 嬉しいなあ(^-^)

 「グリーゼさんのメルマガは、長いけど、
  なぁんか読んじゃうんだよな~、だって!」

 うう、短くまとめられるように頑張ります(^-^;

 後篇の今回は、台湾のEC事情について、お伝えします。

 台湾楽天市場さんの事務所にもお邪魔して、
 お話を伺いましたので、お楽しみに。

 それでは、さっそく始めましょう!



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 1:台湾EC事情(1)物流
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 まずは、台湾の物流事情から。

 「アジア圏の物流って、失礼だけど
  日本に比べたら、まだまだなんじゃないの?」

 そう思うでしょう~。

 ところが、台湾は、国全部が"あす楽"なんです。

 「つまり、国内どこに送っても、翌日には届くってこと?」

 そうなんです。
 その理由の1つは、国土面積が狭いことにあります。

 九州くらいの広さの国土の中に、
 日本の人口の4分の1が暮らしているんです。

 だから、どこにでも、すぐに届けることができるんですね。

 もう1つの理由は、物流業者でシェアナンバー1なのが、
 我らがヤマト運輸だからです。

 「えっ、そうなの?」

 そうなんです。
 実際に、街を歩いている時も、ヤマトの見慣れた車を
 見かけましたよ。

 「確かに、ヤマトさんなら確実に届くかもな~。

  いや待てよ。運営しているのは我らがヤマトさんでも、
  実際に運んでるのは、現地の車で、現地の人なんだから
  失礼ながら、やっぱり、ちょっと心配なんじゃないの?

  例えばさ、届くのは早いにしても、
  冷蔵便とか冷凍便とかは、どうなのよ?」

 Nさん、疑い深いですね(笑)

 確かに、少し前までは、
 冷凍便なのに溶けちゃってたりしたこともあったらしいですが、
 今では、まったく問題ないそうですよ。
 (台湾楽天の某担当者様談)

 「へ~、そうなんだ!
  ちなみに、送料はどうなの?」

 送料、めっちゃ安いらしいですよ。

 同行した方が、
 ホテル近くのセブンイレブンから日本宛てに宅急便を送って、
 日本円にして100円弱だったそうです(^-^)

 「やすっ!!」


 ■ まとめ
 =============

 台湾の物流事情は、日本並み。
 物流が心配で進出できないのであれば、それは杞憂です(^-^)



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 2:台湾EC事情(2)売れてるお店
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 では、次に、実際にネットで売れているお店をご紹介しましょう。

 昨年、台湾楽天で、ショップ・オブ・ザ・イヤーを受賞したのは・・・

 「えっ、もうショップ・オブ・ザ・イヤーとかやってんの?」

 そりゃ、楽天さんですから、やるでしょう(^-^)

  ちなみに、台湾楽天さんの事務所の入り口には、

 "保庇楽天破百億"
 (台湾楽天100億突破するゼ! みたいな意味ですよね、多分)

 "使命必達"

 と書いてありましたよ。

 「さすがだなぁ(^-^;」

 日本と同じく、店長さん向けの楽天大学も実施していて、
 最初は無料だったけど、今は有料でやっているそうです。

 「てことは、
  有料でもいいから、勉強して売上を上げたい!っていう
  やる気のある店長さんが、増えてきているっていうことだろう?

  だとすると、物流だけじゃなくて、ネットショップのレベルも、
  あっという間に、日本に追いついちゃうかもなぁ」

 そうかもしれないですね(^-^)

 で、ショップ・オブ・ザ・イヤーを受賞した店舗は、こちら。

 "芋泥球"というお芋を使ったスイーツが大ヒットしたそうです。


 「失礼ながら、あんまり美味しそうに見えないけど(^-^;、
  なんで売れたの?」

 1つには、老舗の有名店のスイーツだからだそうです。
 看板にも、"百年老店"って書いてありますよね。

 「なるほどね~、やっぱり認知度が高いって大事なんだなあ」

 後は、メディアに出てるっていうのも大きいと思います。

 「確かに、商品ページに思いっきり
  テレビの映像が貼ってあるね。

  老舗で、テレビにも出てるお店って・・・
  それじゃ、日本から進出するのはムリなんじゃない?」

 その話は、次のコーナーで、もう少し詳しく解説しますね。

 最後に、もう1つ、このお店が売れた理由をご紹介しましょう。

 楽天大学の教室の入り口に、
 このお店を紹介した記事が貼ってあったのですが、そこには、

 "透視消費者心理"

 と書かれていました。

 つまり、"お客さまの心理を考えた販売戦略を練っているか"
 ということですね。

 国が変わっても、選ばれるお店になるためのポイントは、
 同じだな~思いました(^-^)


 ■ まとめ
 =============

 売れるお店のポイントは、以下の3つ。

 (1)認知度が高いか
 (2)メディアに露出しているか
 (3)お客さまの心理を考えた販売戦略を練っているか



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 3:台湾EC事情(3)その他いろいろ
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 最後に、その他の台湾EC事情として、
 きっとNさんが知りたいと思われることを
 "できるだけ短く"ご紹介しますね!
 
 (1)メインの購買層

    ネットによくアクセスしているのは、20代。
    でも、実際に購入しているのは、30~40代だそうです。
    (台湾楽天の某担当者様談)

    これは、日本と同じですね(^-^)

 (2)客単価

    平均客単価は、日本よりやや低いようです。

    例えば、先ほどご紹介した"芋泥球"は、
    16個入りで800元・・・2,400円(送料別)くらいです。

    「客単価が低いってことは、
     利益を出しにくいってことじゃないの?」

    そうですね。

    ただし、台湾は、その分、日本より人件費が安いということを
    考慮する必要がありますね。


 (3)購買力

    アジアの方々は所得が低く、日本より購買力が劣るという
    イメージがあると思いますが、

    実際に行ってみると、
    "安く買いたいものと、高くても買いたいものがある"
    という印象でした。

    例えば、あちらのユニクロの商品は、日本より高いのですが、
    店内は、若い子たちで大混雑していました。

    また、いちばん人気のファストフード店は、
    マクドナルドではなく、モスバーガーでした。

    ですから、   
    "アジアでは、安いものしか売れない"
    という思い込みは捨てたほうがいいと思います(^-^) 


 (4)日本製品であることの価値

    アジアでは、日本製品の価値が高いというイメージも
    あると思いますが、

    実際には、日本製品なら何でも売れるというわけではなく、

    "日本で売れている"
    "日本のメディアで取り上げられている"

    というものでないと、反応は低いそうです。


 (5)売れるページの作り方

    では、売れているページのデザインはどうでしょうか?
    やっぱり"楽天市場的"なページが売れるのでしょうか?

    台湾楽天の某担当者さんにお聞きしたところ、
    どうやら、そうではないそうです。

    彼曰く、"みんなが見慣れているデザインが、売れるデザイン"。

    では、みんなが見慣れているデザインとは、
    どんなデザインかというと・・・

    台湾のショッピングモールの圧倒的ナンバー1は、
    Yahoo! ショッピングです。
    
    つまり、Yahoo! ショッピング的デザインが、
    売れるページデザインということなのです。

    ※日本のYahoo! ショッピングとは、違います


 (6)認知度アップ・メディアへの露出

    さて、そろそろ、Nさんの質問にお答えしましょう。

    「そうそう。

     老舗で、テレビにも出てるお店って・・・
     それじゃ、日本から進出するのはムリなんじゃない?

     ていう質問だったよな」

    まず、認知度についてですが、前回もお話した通り、
    台湾では、"そごう"をはじめ、日系の百貨店ががんばっています。

    百貨店では、頻繁に催事を開催していますので、
    そういうイベントに積極的に出店して、
    徐々にお客さまに店名を憶えてもらうというのが、王道でしょう。

    最近は、自治体経由での出店も増えているようで、
    私が行った時は、鹿児島から来たという食品メーカー数社が
    地下の食料品売り場で、試食販売を行っていました。


    次に、メディアへの露出についてですが、
    台湾には、テレビのチャンネルが、なんと100以上あります。

    ですから、どこかの番組に出るということは、
    日本でテレビに出るよりも、何十倍も簡単なのです。

    実際に、テレビ通販会社にもお邪魔したのですが、

    "日本のテレビ通販で売れてる商品を知ってたら、
     どんどん紹介して!"

    と言われました。

    (ただし、薬事法が厳しいので、
     健康食品や化粧品は、難しいようです。)

    ぜひ、コネクション使って、
    短時間でもいいから、どこかの番組で紹介してもらいましょう。

    そして、テレビに出たら、
    その画像をバンバン商品ページに貼りつけましょう。
    それだけで、お店の信用度が、ぐっと高くなるはずです。


 (7)メールマーケティングは有効か?

    最後に・・・
    私としては、最も気になるメールマーケティングについて。 

    残念ながら、"メルマガ王国"楽天さんでも、
    メールマガジンは、日本ほど、購買に貢献してはいないそうです。

    では、プロモーションに最も有効な媒体は、何でしょう。

    ズバリ、"Facebook"だそうです。

    ユーザーの書き込み数が多く、
    どんどんウォールを流れていってしまうので、
    セールスプロモーションも、日本ほど嫌われないのだとか。

    いかにシェアしてもらうか(拡散してもらうか)が
    ポイントだそうです。

    それだけ、Facebookが生活の中に浸透しているということですよね。

    そういえば、ホテルに来てもらったマッサージの女性も、最後に、

    "ホテルから呼ぶと高いから、次はお店に直接連絡してね。

     Facebookのアカウントは、持ってる?

     じゃあ、検索すれば、私のお店のFacebookページが見つかるから"

    と言っていました。

    日本で、マッサージ師さんが、普通に
    Facebookという言葉を口にするようになるのは、何年先だろうな~
    と思いました。


 ■ まとめ
 =============

 日本と同じやり方は通用しないけど、
 市場をよく知って、作戦を立てれば、
 まだまだ、台湾のネット通販には、チャンスあり!


 以上、駆け足でお届けした"台湾視察レポート"、いかがでしたか?
 (全然短くなりませんでしたね(^-^; すみません!)


 次回は、
 そろそろ全国で、売上アップのセミナーが始まる季節ですので
 セミナーでの気づきをお届けする予定です。

 お楽しみに♪


 ┏━ こみやまたみこの「今週のイチオシ・コラム」━━━━━━━┓

 今週は、グリーゼが運営しているFacebookページから、
 「クチコミ度」の高かった記事をご紹介します♪

 【質問の的を絞る】(かみいけ)

  メールマガジンにしても、Facebookの投稿にしても、
  継続して発信しているのに、なかなか読者の反応が見えないことって
  多いですよね。

  そんな時は・・・

 ▼続きは、こちらから!
 
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛



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 編集後記
 ────────────────────────

 今回は、台湾楽天で売れている商品として、
 台湾の老舗有名店のスイーツ"芋泥球"をご紹介しましたが、

 それ以外に売れているものとして、
 台湾楽天の某担当者さんに教えていただいたのが、
 日本の企業が仕掛けているという

    "クリームを自分で入れるシュークリーム"

 です。

 むむっ。これは、もしかして、
 シリアルマミーさんの大ヒット商品"ディセールキャラメル"と
 同じコンセプトじゃありませんか?

 やっぱり、お国は違っても、"体験型商品"は人気なんですね~。

 他にも、日本でヒットした手法で、まだ台湾では誰もやっていない
 というものがあるかもしれませんよ。

 いいアイデアを思いついたら、ぜひ、こっそり教えてくださいね(笑)
 

 それでは、今回はこのへんで。
 次回は、ふくだたみこがお届けします。お楽しみに♪




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