グリーゼな日々バックナンバー

個人の時代(4)

個人の時代(4)

2012年1月26日
こんにちは。グリーゼの こみやまたみこ です。
http://gliese.co.jp/company.html#komiyama

ちょっとちょっと、林檎屋のNさん、聞いてくださいよ。

「なになに? 今日は、会うなりどうしたのよ?」

Nさんとの話って、どこまで進んでいたんだっけな~と思って、
バックナンバーを読み返してみたら、

な~んと、Nさんが初登場したのは、2009年1月22日号の、
『それはベネフィットではなく、ベネフィットの根拠です』
http://kotoba-no-chikara.com/days/komiyama/000007.html

なんですね。

つまり、足かけ3年もお付き合いしてるってことですよ!

「そういえば、そうだな」

この3年間の間に、オンラインショップのノウハウも
ずいぶん変わりましたよね~。

「まったくだよ。

おととしは、Twitterって騒いでたかと思ったら、
去年は、Facebookだろ?
今年は、いやGoogle+もやっておかないと、とか言ってるみたいだし、
もう、ついていけないよ」

でも、TwitterもFacebookもGoogle+も、ただの道具ですからね。

道具に振り回されないで、もっと本質的なことを考えていった方が、
自分も楽しく、お客様にも喜んでいただけるような
ご商売ができると思いますよ。

「もっと本質的なことって何よ?」

そうですね・・・私は、やっぱり

   "お客様の身になって考える"

これに尽きるんじゃないかと思います。

「そうだよな。お客様あっての、商売だもんな。

そういえば、それで思い出したけど、

今日は、確か、個人の時代になって、
"ユーザー体験シナリオ"がどう変わってくるのか、
について、話してくれるって言ってたよな?」

そうそう、そうでした。
それでは、さっそく始めましょう!

 

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1:復習 "ユーザー体験シナリオ"
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まずは、

   そもそも、"ユーザー体験シナリオ"って何だっけ?

というところから、始めましょう。

"ユーザー体験シナリオ"とは、

お客様(ペルソナ)が、
Nさんのお店や商品に出会う前の段階から始まって、

Nさんのお店や商品に出会い、
Nさんのお店や商品を選び、
Nさんのお店で商品を購入するまでのストーリーを、

お客様(ペルソナ)の購買心理や、購買行動に従って、
描いたものでしたね。

「そうそう、ペルソナと、なかなか出会えなくて、
苦労したっけな~」

そうですね。

インターネットは、検索する道具なので、
検索されない食品は、基本的に非常に売るのが難しい
ということがわかりましたよね(^-^)

その問題を解決するために、どんなことを考えたか、
覚えていますか?

「え~っと、確か、最初は、雑誌なんかによく取り上げられる
希少な果物で、検索してもらおうとしてたんだよな」

それで、どうなったんでしたっけ?

「確か・・・希少な果物なんて、めったに入荷しないから、
それだけだと弱いっていうことになって、

いろいろ考えているうちに、果物屋っていうのがそもそも
ダメなんじゃないの?っていう話になって、

もっと検索されるものを売ろうっていうことになったんだよ」

そうですね。そこで、"フルーツフラワーショップ"という
構想が生まれたんでしたね。

「そして、物流の問題で、ぽしゃったんだよな(涙)

そのあたりから、話が堂々巡りして、
どこにも辿りついてないような気がするんだけど・・・」

いえいえ、堂々巡りではなく、いろいろな話をしましたよね?

検索以外に、お客様と出会う方法として、
何があったか、思い出してみてください。

 

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2:復習 "検索以外で、お客様と出会う方法"
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「全然覚えてないけど・・・普通に考えると、まあ、広告だろうな」

そうですね。検索されないわけですから、検索連動型の広告じゃなくて、
ポータルサイトなどに表示される広告や、
ショッピングモールのメールマガジン広告、

そして、もちろん、新聞、雑誌、ラジオ、テレビなどの広告も
有効ですね。

「他には・・・

そうだ!プ・・・プ・・・プレスリリースとかを流して、
新聞とか雑誌に載せてもらうっていう手もあったな」

そうですね。

広告費をかけずに宣伝してもらう方法ですから、
私たち、中小零細企業にとって、
プレスリリースを活用することは、とっても重要ですね。

他に、何か思い出しませんか?

「え~っと、え~っと・・・
なんか習ったな、シ・・・シ・・・SIPSだよ!」

おぉ、すごいじゃないですか?
で、SIPSって、何のことだか覚えていますか?

「あれだろ?東京マラソンだろ?」

なんとなくは、覚えているんですね(笑)

SIPSについて話したのは、2011年8月25日号。
http://kotoba-no-chikara.com/days/komiyama/000069.html

SIPSの、最初のSは、「Sympathize : 共感する」でした。

こちらから発信するメッセージに対する、共感の波が広がっていくことで、
お客様との出会いが生まれていく

という話をしましたね。

そして、メッセージを伝える道具・共感を広げていく道具が、
ブログやTwitter、mixiやFacebookなどのSNSというわけです。

ここが、
今までの"ユーザー体験シナリオ"と、
個人の時代の"ユーザー体験シナリオ"の、
いちばん大きな違いではないかと思います。

「あれ? ちょっと待てよ。

うちのかーちゃんは、確かにmixiやFacebookを使ってるけど、
共感の波が広がっていくっていうのとは、ちょっと違うような・・・」

 

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3:友だち100人できるかな作戦!?
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では、奥さんは、どんな使い方をされていますか?

「もちろん、毎日日記は書いているし・・・

あとは、友だち100人できるかな作戦っていうの?

せっせと、人の日記に足跡つけたり、人のFacebookに"いいね"したり、

コメントには、ぜ~んぶ返信したりして、
できるだけたくさんの人と仲良くなれるように、がんばってるよ」

なるほど~。それも悪くないですけど・・・大変ですよね?

「まぁ、大変っちゃぁ大変だけど、楽しいみたいだからいいんじゃないの?」

奥さんの楽しみとしてなら、もちろんどんどんやっていただいていいのですが、
ビジネスとして考えるとどうでしょう?

売上を上げるために、せっせと友だちを増やし続け、
コミュニケーションをし続けなきゃいけない。

しばらく日記から遠ざかったり、友だちに"いいね"しなかったら、
あっという間に売上が下がってしまう・・・それじゃ、困りますよね? 

「まぁ、確かにそうだけどさ。
じゃあ、かーちゃんは、どうすればいいのさ?」

私も、"絶対にこれがいい!"という答えを持っているわけではないのですが、

例えば、スティーブ・ジョブズは、
みんなのブログやFecebookをせっせと訪問したりはしてなかったですよね?

「そりゃそうだな」

レディー・ガガも、46,816,696人(執筆日現在)の"いいね"を集めてますが、
自分が言いたいことを言っているだけで、コメントにせっせとレスをつけたりは
していません。

でも、たくさんの人が、スティーブ・ジョブズや、レディー・ガガに
共感していますよね?

「確かにそうだ」

それは、なぜかっていうと、
1つには、強い・ぶれないメッセージを発信し続けているということ、

それから、そのメッセージを、商品や歌という形で具体化して、
世に出しているからだと思うんです。

「どういうことだい?」

一生懸命、お友だちのブログを訪ねて足あとをつけたり、
"いいね"したり、コメントに返信したりする代わりに、
商品や歌という形で、お客様とコミュニケーションをとっているということです。

つまり、共感の波を広げていくために必要なのは、
"友だち100人できるかな作戦"よりも
スティーブ・ジョブズや、レディー・ガガのように
メッセージと、商品(サービス)を
しっかりリンクさせていくということではないかと思うんです。

「な、なるほど・・・って、わかったような、わからないような???
それって、ウチでいうと、どういうことになるわけ?(汗)」

例えば・・・
奥さんが、mixiやfacebookで、安心・安全について語っているのなら
安心・安全について徹底的にこだわった果物だけを扱うという決意を
するということではないでしょうか?

その方が、奥さんが毎日せっせと"いいね"して回ったりするより、
はるかに、強い共感を生むと思うのです。

「なるほど。メッセージを発するだけじゃなくて、
そこに実態が伴った時に、初めて
そのメッセージが大きな共感の波になって、伝播していくっていうことだな」

うまい! きれいにまとめましたね!

「ナニ言ってんだよ。さっき、こう言えって、コミヤマさんが
メモを回したんだろ!」

Nさん、ネタばらししちゃだめですよ(笑)
せっかく、かっこよく締めさせてあげようと思ったのに。

でも、ホントに、
メッセージと、商品(サービス)とのリンクって、
アタリマエのことだけれど、結構、"共感"のキモだと思うんですよね。

Nさんも、果物屋さんとして、
これから、どんなメッセージを発信していくのか、
そして、それを、どんなふうに商品やサービスに落としこんでいくのか、

ぜひ、帰ったら、奥さんとしっかり話してみてくださいね。

「了解! ちょっと、かーちゃんと考えてみるから、
また、まとまったら、話にくるよ」

はい、お待ちしています。
手土産は、美味しい果物と、美味しいワイン希望です(^_-)

※このお話はフィクションです。

┏━ こみやまたみこの「今週のイチオシ・コラム」━━━━━━━┓

今回は、グリーゼ公式facebookページ「コトバの、チカラ」から、
おすすめの記事をご紹介します。

▼「引き出しの中には・・・」(かみいけ)
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=282914181758529&set=
a.241686695881278.56326.241665649216716&type=1&theater

心に届く言葉は、テクニックからは生まれない・・・ということを
改めて、思い出させてくれました(^-^)

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

 

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編集後記
────────────────────────

「ティーチング」と、「コーチング」の違いをご存じですか?

「ティーチング」とは・・・

学校の先生って、「教科書」を使って、
「答え」と、「答えの出し方」の両方を、教えていきますよね。

あれが、「ティーチング」です。

スタッフを育てる時、そのスタッフに
「知識」「スキル」が足りない場合や、
自ら学ぶ・自ら考えるという「意識」が低いうちは、
この方法が有効だと言われています。

それに対して、「コーチング」は、
「答え」を教えるのではなく、
「答え」を自分で見つける力を引き出すという人材育成の手法です。

スタッフが、自ら考えて行動する人になる準備ができたら、
教育のしかたを「ティーチング」から、「コーチング」に
切り替えるチャンス。

弊社でも、昨年後半あたりから、
スタッフ教育のやり方を、一部「コーチング」に切り替え始めました。

今はまだ、「教材」がないということや、
「答え」を教えてもらえないということに戸惑っている様子も見られますが、

少しずつ、自分で道を開く楽しさに目覚めていってくれるのではないかと
期待しています(^-^)

弊社ライターたちの成長に、ご期待ください。
http://www.facebook.com/kotoba.no.chikara

それでは、今回はこのへんで。
次回は、ふくだたみこがお届けします。お楽しみに♪

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