グリーゼな日々バックナンバー

ミッション&ビジョンと売上の相関関係

ミッション&ビジョンと売上の相関関係

2011年5月26日
 こんにちは。グリーゼの こみやまたみこ です。


 前回は、林檎屋のNさんが、東日本大震災を機に、
 "自分は、何のために果物屋をやっているのか"を真剣に考えた結果、

 ミッション(使命、企業理念)を、

 『果物を販売して、売上を上げて、家族の暮らしを支え、
  事業を継続していくため』

 から

 『果物を通じて、1人でも多くの方に笑顔になっていただくこと』

 に変えたところまででしたよね。
 http://kotoba-no-chikara.com/days/komiyama/000063.html

 それでは、さっそく続きを始めましょう。
 林檎屋のNさん、こんにちは。

 あれ? Nさん、
 せっかく、前回、ミッションが決定してウキウキだったのに、
 また、難しい顔をしちゃって、いったいどうしたんですか?

 「それがさ、ミッションっていうの? それを決めたらさ、
  ビジョン(未来像)も変わってきちゃったんだよね」

 ほほぉ。
 確か、今までのビジョンは、

 『実店舗がポシャッても、
  子ども達を、行きたい大学に行かせてやれるくらいの
  売上(=年商5千万円程度)になること』

 でしたよね?

 「そうだけどさぁ、その時と今とでは、
  ミッションが違うだろ?」

 そうですよね(^^)

 では、ミッションが変わったら、
 ビジョンがどんなふうに変わったのか、
 じっくり聞いてみましょう。



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 1:ミッションが変わると、ビジョンが変わる
 ────────────────────────────

 それで、ビジョンがどんなふうに変わったんですか?

 「それがさぁ、前は、なんとか果物屋を潰さないで、
  家族を食わしていければいいってことしか考えてなかったから、
  年商5千万円くらいでいいやって思ってたんだけどさ」

 ふむふむ、確かにそうでしたね。

 「今回の震災をきっかけにして、いろいろ考えた結果、
  ミッションを、

  『果物を通じて、1人でも多くの方に笑顔になっていただくこと』

  に変えたよな?」

 はい、そうでしたね。

 「1人でも多く、だよ?」

 はい。

 「1人でも多くの人に幸せになってもらおうと思ったら、
  年商5千万では済まないだろう?」

 客単価5千円とすると、年間で客数1万人ってとこですよね。
 それじゃ、足りないですか?

 「足りないってことはないけどよ、

  子ども達を、行きたい大学に行かせてやりたい程度の
  ちっぽけな気持ちで、上限を決めちゃっていいのかって
  思ったわけよ」

 じゃあ、どんなビジョンならしっくりしますか?

 「年商いくらとかはわかんないけどさ、
  今のオレは、日本中の人を笑顔にしたいっていう
  熱い気持ちで、燃えてるわけさっ(キラーン☆)」

 いいね!
 じゃあ、それをビジョンにすればいいのでは?

 「出たよ、"ひとりFacebook"。
  なんか軽く言ってるけど、本当にいいと思ってるのかよ?」

 思ってますよ~。
 実は、コレ、すご~~~く大事なことなんですよね。

 「なになに? どのへんが?」



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 2:ビジョンが変わると、売上が変わる
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 あのですね、
 今まで、私が10年以上講師業をやってきて気づいたのはですね、

 『ミッションとビジョンに対する思いの強さが、
  ビジネスのサイズを決める』

 ということです。

 「よくわかんないから、
  もうちょっと、わかりやすく言ってよ」

 よく、オンラインショップさんは、月商1千万円を目指すとか、
 1億円を目指すとか言いますけど、

 1)どのくらい本気なのか
 2)何のためにそうなりたいのか

 によって、実現するかどうかが決まる・・・とは限らないけど、
 そういう場合が多いんです。

 「がくっ、なんだか歯切れが悪いなあ」

 もちろん商機を掴むのが上手いとか、
 売り方が上手だとか、
 いい商材を持っていたとかで、

 大したミッションやビジョンがなくても
 あれよあれよという間に大きくなっていくところもありますので、
 1)2)が全てとは言い切れないんですけどね、

 でも、月商1千万円と言いながら、
 「家族を食べさせられて、そこそこ楽しかったらいいや」
 と心のどこかで思っている人は、

 「家族を食べさせられて、そこそこ楽しく暮らせる」くらいの
 売上でストップしてしまう場合が多いし、

 自分が豊かになりたくて、
 月商1千万円とか1億円とか言っている方も、
 中々、目標達成できないことが多いように思います。

 つまり、今までのNさんのパターンですね(笑)

 「なんだよ、じゃあ、今まで売れなかったのは、
  ビジネスモデル云々とかいう以前に、
  オレに問題があったのかよ(汗)」

 まあ、そういう面も、なきにしもあらず、です(笑)

 でも、"誰かを幸せにしたい"というミッションは、
 周りから"そういうミッションをもつべき"と言われて
 もてるものではないし、

 そもそも、自分がちゃんと食べられていないうちは、
 人のことまで考えられないものですから、

 まずは、
 "家族を食べさせられて、そこそこ楽しく暮らせる"っていうことを
 目指していいんですよ。

 ただ、そのステージに到達した時に、
 次のミッションやビジョンを描けないままで満足してしまうと、
 売上が上げ止まってしまうことが多いようです。

 今回、Nさんが震災で気づいたように、

 『商売を通して、誰を、どのくらい、どんなふうに幸せにしたいのか』

 ということまで考えられるようになると、
 売上も次のステージに行けるのではないかと思います。

 「なるほどね。じゃあ、オレは、震災のおかげで、
  早めにそれに気づけたってわけだ。
  ありがたいね!

  だけどさ、何かそれっておかしくないか?」



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 3:ミッション&ビジョンと売上の相関関係
 ────────────────────────────

 え? どこらへんがおかしいですか?

 「だってさー、今までコミヤマさんは、
  さんざん・・・なんだっけ?

  ペルソナは誰だとか、
  シナリオがどうだとか、言ってただろ?

  売り上げを上げるには、そういうことが大事だって
  言ってたよな?」

 はい、確かに。

 「でもさ、

 『ミッションとビジョンに対する思いの強さが、
  ビジネスのサイズを決める』

 だったら、ただ一生懸命思ってるだけで、
 売り上げが上がるってことだろ?
 
 それって、矛盾してるんじゃないかい?」

 そうですよね(^-^;
 説明が足りませんでしたね。

 ペルソナも、シナリオも、とっても大事なんです。

 ただ、それらの知識を学んでも、
 ミッションやビジョンが小さい(あるいは曖昧としている)人には、
 使いこなせないということに気づいたんです。

 もちろん、どんなに思いが強くても、
 ただ思ってるだけでは、どうにもならないんですけど(笑)

 思いが強い人は、必死に人の話を聞くし、
 学んだことを、素直に受けとめるし、
 失敗をおそれずにどんどん実行していくので、
 成長スピードが速いんです。

 つまり、Nさんがおっしゃるとおり、
 売上を上げるためには、
 "ミッション&ビジョン"と、"マーケティングなどの知識や経験"、
 この2つが、両方とも必要だということですね。

 「ていうことは、なにかい?

  やっぱり、オレももう一回、
  ペルソナとか、シナリオとか、やらなきゃいけないって
  ことかい?」

 もっちろんです(^-^)v

 「あっちゃー、残念!」


  ※このお話は、フィクションです。

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