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アイデアの生み出し方<ショップコンセプトの見直し>

アイデアの生み出し方<ショップコンセプトの見直し>

2010年12月23日
 メリークリスマス♪ グリーゼの こみやまたみこ です。

 Nさん、今日もさっそく、
 <ショップコンセプトの見直し>の続きを始めましょう~♪

  (今までのあらすじは、こちらをご覧くださいね。
  http://kotoba-no-chikara.com/days/ )

 「え~っ、明日はクリスマス・イブだから、お休みじゃないの?」

 ナニ言ってるんですか!
 年内に、ある程度メドをつけて、
 いいイメージを持って、来年を迎えましょうよ。

 「へい、へい」

 え~っと、前回は、
 "何のためにやるのか"(ミッション)と、
 "どうなりたいか"(ビジョン)を、
 言葉にするところまでやりましたね。

 Nさんの場合は、

 ▽何のためにやるのか(ミッション)

  果物を販売して、売上をあげて、家族の暮らしを支え、
  事業を継続していくため

 ▽どうなりたいか(ビジョン)

  年商5,000万円(月商平均 約420万円)

 でしたね。

 では、これを前提として、どんなショップにするのか、
 考えていきましょう(^o^)丿

 今日は、Nさんのお店のショップコンセプトを考えるための、
 アイデアの生み出し方、というところまで進める予定です。
 ぜひ、最後までおつきあいくださいね。



 ────────────────────────────
 1:なぜ、つぶれていないのか
 ────────────────────────────

 ここで、必要になってくるのが、前回洗い出した資産と強みです。

 Nさん、どんなのがありましたっけ?

 「え~っと、

 ・ほんのちょっぴりだけど、珍しい果物を仕入れられる
 ・3代続いている
 ・かーちゃんが、保育士の免許を持っている
 ・ばーさんが、お茶とお花の師範の免状を持っている
 ・近所に、有名なパティシエがいる
 ・グルメ雑誌の記者と親しい

  てとこかな」

 あれ? この間から、増えてないですね?

 「え? そ、そうかな?
  お歳暮の発送で忙しかったんだよ(汗)」

 う~ん・・・。

 ここで、資産と強みをどれだけ洗い出せているかで、
 いいアイデアが浮かぶかどうかが決まってきますから、
 もう少し、一緒に考えてみましょう。

 「す、すんません」

 お歳暮では、何がよく出ましたか?

 「そりゃ、ダントツで蜜入りのサンふじの詰め合わせだね」

 ほほぉ~、それは美味しいんですか?

 「美味いに決まってるだろ!
  ふたつに割ると、金色をした蜜がたっぷり入っててさ、

  糖度も13度以上が目安だけど、
  うちのは15度くらいあるからね。

  15度っていったら、最高級メロンと一緒だよ。
  しかも、甘ったるいわけじゃなくて、酸味もほどよくあるしな。
  も~、これはホントにオススメ!」

 あ~、もうめちゃくちゃ美味しそうですね!
 それって、Nさんの所でしか買えないものなんですか?

 「いや、そんなことはないけどな・・・」

 じゃあ、なぜお客様は、Nさんのお店で買うんでしょう?

 「そりゃ、うちは確かな物しか置いてないからさ。

  果物って、アタリハズレがあるだろ?
  でも、進物でハズレを贈ったら大変だろ?
  だから、この店は間違いないって所から買うわけよ」

 なぜ、Nさんのお店の林檎だと、ハズレがないんですか?

 「なぜ、なぜって、しつこいな~もぉ。

  うちはさ、いい林檎農家さんと付き合ってるわけよ。

  農家さんによって育て方もいろいろだし、品質もいろいろだけどさ、
  うちは、腕が良くて、丁寧に作ってる所と、
  じーさんの代からつきあわせてもらってるわけ。

  で、仕入れるだけじゃなくて、どうやったら美味い林檎ができるか?
  ていうことを、ずっと一緒にやってきてるからさ、
  農家さんとの信頼関係ができてるわけよ。

  しかも、うちは、じーさんの時からの家訓で、
  農家さんへの支払いは、その場で現金でってことにしてるんだよ。

  だから、農家さんもいいものを優先的に出してくれるわけさ」

 なるほど、なるほど~。

 「それとさ、大量仕入れっていうわけじゃないからさ、
  ちゃんと、オレとかーちゃんがその都度味見して、
  間違いないっていうことを確かめてから、仕入れてるわけ。

  だから、ハズレるわけがないんだよ」

 つまり、お客様から見ると、
 "自分が欲しい果物を、間違いなく仕入れてくれる購買代理人"
 ということですね。

 「いいこと言うねえ! その通り!」

 それは、とっても大事なことですね(^-^)

 この景気の悪い時代、そして、大きなショッピングモールに
 どんどんお客様を取られてしまっている時代に、
 お店がつぶれずに継続していること、
 しかも、3代も続いているということは、
 何かしらの理由があるはずなんです。

 自分達にとっては、
 "アタリマエのことを、アタリマエにやっているだけ"
 であっても、

 それがお客様にとっての"この店を選ぶ理由"であり、
 "お店が存続している理由"だったりするんですね。

 ですから、

 "なぜ、Nさんのお店がつぶれていないのか"

 "なぜ、お客様がスーパーでも百貨店でもショッピングモールでもなく
  Nさんのお店で買うのか"

 を知ることは、とっても大事なことなんです。



 ────────────────────────────
 2:どのようにして付加価値をつけるか?
 ────────────────────────────

 え~っと・・・で、なんでそんなにいいお店なのに、
 ショップコンセプトの見直しをしてるんでしたっけ?(^-^;

 「ナニ言ってるんだよ!

  かーちゃんと2人で、実店舗の傍らで、細々とやっている程度だったら
  今のネットショップのままでもいいけど、

  ビ・・・ビジョンだっけ? それを達成するには、
  今のままじゃだめだから、ショップコンセプトの見直しが必要だ!
  て、コミヤマさんが言ったんだろ?」

 正解です(^-^) ちょっと、テストしてみました。

 「がくっ☆」

 Nさんがおっしゃるとおりですね。

 本当は、いい商品を扱っていらっしゃるわけだから、
 それをそのままネットで売って、必要としている売り上げを
 獲得できればいちばんいいわけですが、

 実店舗では、十分"選ばれる理由"になっていることが、残念ながら、
 全国区のインターネットでは、"選ばれる理由"にならないということ
 なんです。

 ですから、"いい商品"を扱っているということは大前提である上に、
 何かしらの付加価値をつけて、"選ばれる理由"を作るということが
 必要になるのです。

 「今のままじゃ、ダメだっていうんなら、
  そりゃそうするしかないけどさ、
  フ・・・フカカチっていうのは、どうすればできるわけ?」

 ここで、今までに洗い出した資産・強みが、役に立つのです。

 "自分が欲しい果物を、間違いなく仕入れてくれる購買代理人"
 という素晴らしい強みに、

 資産・強みを掛け合わせることによって、
 何か新たな付加価値が生み出せないか、一緒に考えてみましょう!

 「か・・・考えてみるって、一体どうやって?」

 そうですね。
 なんとなく、考えていても、なかなかいいアイデアは浮かばないものです。

 そこで、"アイデアを生み出すための道具"を使ってみましょう。

 「アイデアを生み出す道具って・・・ドラえもんか!?」

 違います(^_^;;;

 いろいろな道具があるのですが、ここでは、
 "オズボーンのチェックリスト"をご紹介します。

 「???」

 "オズボーンのチェックリスト"とは、
 商品やサービスなどを、9つの視点で見直すことによって、
 新しいアイデアを生み出すやり方のことです。

 さっそく、具体的にやってみましょう。


 >>>"オズボーンのチェックリスト"その1

   今のままで新しい使い道はないか、
   少し変えて他の使い道はないか、考えてみましょう。

   例えば、ゲーム機のwiiが、最近"wiiの間"という
   ショッピングモールを始めましたね。
   このように、今までとは違う使い方を考えてみることです。


 >>>"オズボーンのチェックリスト"その2

   他でやっていることを真似できないか、考えてみましょう。

   例えば、meijiの"グルト!"は、
   ヨーグルトをチューブ状にしたもので、
   "ウイダーinゼリー"を代表とするゼリー飲料の
   真似をしたものですよね。

   このように他の業界、他の商品がやって成功したやり方を
   取り入れてみるのです。


 >>>"オズボーンのチェックリスト"その3

   意味、色、型、場所を変えてみたらどうか、考えてみましょう。

   黒いトイレットペーパーを始めとする"黒い"シリーズは、
   これにあたりますね。

   徐々に白髪が目立たなくなる新しいタイプの白髪染め、
   花王のステップカラーなどもこれにあたるかもしれません。

   レストランに併設された野菜工場も、
   "場所を変える"の一種かもしれませんね。


 >>>"オズボーンのチェックリスト"その4

   もっと大きくできないか、
   もっと増やすことはできないか、考えてみましょう。

   "バケツプリン""日本一高いチーズケーキ"など、
   商品を超大型にする、超高額にするなどの方法で成功しているお店が
   たくさんありますね。


 >>>"オズボーンのチェックリスト"その5

   もっと小さくできないか、
   もっと分割することはできないか、考えてみましょう。

   機能を絞ってシンプルにすることでヒットした
   "ウォークマン""pomera"などは、これにあたりますね。


 >>>"オズボーンのチェックリスト"その6

   材料を変えたらどうか、
   製法を変えたらどうか、考えてみましょう。

   揚げないドーナッツとか、豆腐で作ったドーナッツなどは、
   これにあたりますね。


 >>>"オズボーンのチェックリスト"その7

   再利用してみたらどうか、考えてみましょう。

   古民家レストラン、廃タイヤチューブを再利用したバッグなどは、
   これにあたりますね。


 >>>"オズボーンのチェックリスト"その8

   逆転させてみたらどうか、
   反転させてみたらどうか、考えてみましょう。

   宮崎で生まれた"肉巻きオニギリ"などは、これにあたりますね。


 >>>"オズボーンのチェックリスト"その9

   何かと組み合わせてみたらどうか、考えてみましょう。

   これがいちばん考えやすいかもしれません。

   お茶屋さんとケーキ屋さんがコラボした"抹茶スイーツ"とか、
   カニ屋さんとキムチ屋さんがコラボした"ズワイガニキムチ"など、
   身近な例もたくさんありますね。

   永谷園の"生姜部"とワコールの"スタスタ部"の合同合宿企画なども
   これにあたるかもしれません。


 Nさん、どうでしょう。
 なんとなく、イメージ湧きましたか?

 「う~ん、わかったようなわからないような・・・
  これを、果物でやるとどうなるのかなぁ???」

 "オズボーンのチェックリスト"は、
 アイデアをどんどん出していく時に役に立つ道具です。

 まずは、「こんなアイデア、ダメだ」とか「無理」とかいう判断をせずに、
 お正月休みに、奥さんやお子さんと一緒に、遊びのつもりで、
 できるだけたくさん、アイデアを考えてみてください。

 「うう、正月も宿題があるのかよ(涙)」

 楽しみにしてますね~~~(^o^)丿


   ※このお話は、フィクションです。


 それでは、今回はこのへんで。
 皆さま、よいお年をお迎えください。

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 予定ですので、お見逃しなく♪

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