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7つのステップで書く「読者を動かすコラム」の書き方

7つのステップで書く「読者を動かすコラム」の書き方

2011年1月13日
 こんにちは。グリーゼの ふくだたみこ です。


 本年も、よろしくお願いいたします。

 代表の こみやまたみこ と、私 ふくだたみこ が
 揃って連載を書かせていただいている「週刊 日流eコマース」。

 ネット通販専門の情報ツールとして
 "新聞"という形態をとっているのは、国内唯一かと思います。

 2011年新年特別号の一面で、編集長の下山直弘氏が
 「付加価値競争の時代へ 価格以外の骨太な戦略を」
 という記事を書かれていました。

 下山氏は
 「付加価値とは、お客様に選ばれる強みのこと。
  企業やオンラインショップが価格競争ではなく
  付加価値で競争する社会を期待する」とまとめています。


 付加価値を作り出すことは、短期間でできることではありませんが
 例えば、ショップのウェブサイトで言えば
 コンテンツを少しずつ充実させることによって
 それは実現に近づくかもしれません。

 例えば、食品関連のサイトの場合
 「りんごを長期保存するポイント」とか
 「ジャガイモを使ったお惣菜レシピ10選」とか

 アパレル関連のサイトの場合
 「脚を長く見せる着こなし術」とか
 「新ブランドの紹介コーナー」とか

 こういったページを付加価値として
 追加していくことは可能ですよね。


 今回は、こういったショップサイトでも使える
 文章の組み立て方のヒントになれば・・・ということで

 「文章が苦手な方のための、コラムの書き方」を
 ご紹介していきましょう。

 7つのステップがあり、ちょっと長くなりますが
 最後までお付き合いくださいね。



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 STEP1:読者を想定する
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 コラムに限ったことではありませんが
 文章を書く際に最初にすることは、「相手を決めること」です。

 コラム、メルマガ、ブログ・・・どれも一緒。

 誰が読むかを想定すれば

 ・何を書けばいいか(内容)
 ・どんなトーンで書けばいいか(トーン&マナー)

 も決まってきますよね。

 以前ちょっと触れましたが、私達はスルー上手。
 「自分ごと」ではない情報は、どんどんスルーされてしまいます。

 「万人受け」を狙うと
 「結局、誰にも響かない」退屈な内容になってしまう危険性が!

 できるだけリアルに読者を意識してみてください。

 例えば、この「グリーゼ!な日々」も
 私はこんな読者像を想定しています。

 ・企業のネット事業部の男性ビジネスパーソン。33歳。
 ・今年度からネット事業部に配属になり、いろんな情報を収集中。
 ・自社サイトで、いかに問合せ件数を増やすかが課題です。
 ・お昼休みに「グリーゼ!な日々」を読んでいるイメージです(^^)

 あなたが書くコラムの読者は、どんな方ですか?



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 STEP2:テーマを決める
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 読者が決まったら、どんなコラムを書くか考えていきましょう!

 昨年サッカーのワールドカップで、本田圭祐選手が得点を決めた後
 「しっかり準備した結果です」とインタビューで語りました。

 もっと派手なことを言えばいいのに・・・と思ったので
 よく覚えています。

 ワールドカップの直前にテレビで放送された
 本田選手と中田英寿氏との対談の中でも
 本田選手は「準備が一番大事だと思っている」と繰り返しました。

 「準備8割、本番2割」とよく言いますが
 コラム(文章を書くこと全てにおいて)も準備が大事。

 いきなり文章を書き出す人はいませんよね?
 何を書くか(テーマ)、どう書くか(構成)を決めるまでに
 全力を注いでください。

 まずは、テーマを決めましょう。

 漠然とで結構ですので、何について書いてみたいですか?

 私は、例として、こんなテーマを考えてみました。


 ---------------------
 テーマ:群馬県の魅力
 ---------------------

 あっ、今
 「群馬って、どこだっけ?」って言いましたね(笑)

 そうなんです。
 「実はどこにあるかわからない都道府県ランキング」などで
 いつも上位に入ってしまう群馬県は、私の出身地(涙)

 だからこそ、テーマとして、ぜひ取り上げてみたいと思います。



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 STEP3:切り口を決める
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 皆さんの出身地の魅力は、何ですか?

 栃木県は、餃子?

 愛知県は、トヨタ?

 滋賀県は、琵琶湖?

 と、私なりの思いつきを書いてみました(笑)

 群馬県はですね~

 いろいろ魅力があるんですが
 ここを思いつきで書いてしまうと
 独りよがりのコラムになってしまいます。


 コラムは、日記やエッセイとは違います。

 コラムには、テーマがあり、最も重要なポイントは
 「筆者の主張が明確かどうか」だと思います。

 コラムを読んだ後、
 「このコラムで筆者が言いたかったのは、○○だよね」
 と読者がはっきり言えるように
 自分の主張を決めることが、とっても大事!

 そのために、まずリサーチから始め
 次のA→B→Cのステップをたどってください。


  -------------------------------
  A:リサーチ&情報収集する
  -------------------------------

   いろんなキーワードを入れて、時間をかけて調べてください。
   例)「群馬県」「群馬県 魅力」「群馬県 観光地」
     「群馬県 特産品」「群馬県 歴史」「群馬県 有名人」など

  -------------------------------
  B:マインドマップで整理する
  -------------------------------

   マインドマップは、発想を広げたり、情報を整理したりする時に
   使うと便利です。

   こんな感じで整理してみました。(手描きでOKです)
   http://kotoba-no-chikara.com/days/img/054_1.gif

   このタイミングでは、量が勝負。
   ピンと来ない言葉でも、発想を広げるヒントになりますし
   後で文章を膨らませる時の形容詞になったりします。
   どんどん書き込んでいきましょう。

  -------------------------------
  C:切り口を絞り込む
  -------------------------------

   たくさん集めた情報を、1本のコラムで全て伝えるのは無理です。
   絞り込みポイントを書きますので、思い切って絞り込みましょう!

   ・数を絞る
   人間の記憶力には「マジックナンバー7±2」という容量があります。
   インターネット上で発信する場合は
   画面での読みにくさと一覧性の無さを考慮し、
   「伝えるキーワードの量を3~5つ」くらいに絞る方が良いでしょう。

   ・ターゲットで絞る
   自分が書きたいこと、書きやすいことを選ぶのではなく
   読者が読みたいこと、読者の興味を引く項目を
   ピックアップしましょう。

   ・発見があること
   コラムを読んで、がっかりしたことはありませんか?
   内容が、知っていることばかりだと、読者は失望します。
   「いいことを知った」「発見があった」「気づきがあった」と
   知的好奇心をくすぐる内容を選び、読者の満足度を上げましょう。

   ・共通点がある項目で絞る
   絞る時に共通点はないかな? と考えて絞ると
   緊密性のある、引きしまったコラムになります。

   例として、このコラムをご覧ください。

   【コラム】世界遺産・日光東照宮の「強力パワーポイント3選」
   http://kotoba-no-chikara.com/blog/e-mizuno02

   日光東照宮の中には、たくさんのパワーポイントがありますが
   神様、将軍、家康公という「人物的なもの」に絡めて
   説明できそうな場所をピックアップしたんですね。

   ・神様のいるパワーポイント
   ・将軍しか入れないパワーポイント
   ・家康公のパワーを感じるパワーポイント

   という小見出しが並列的で、緊密感がありますよね。


   以上を考えながら、私も絞り込んでみましたよ。
   群馬県出身の伝説のロックグループ"BOOWY(ボウイ)"
   のことを書きたいけど、ここは我慢(笑)

   読者の方が「ビジネスパーソン」という設定。
   ビジネスパーソン同士の自己紹介などで
   自分の出身地を語る時、相手に「へ~そうなんだ」と
   言ってもらえそうな項目を選びました。

   ・全国実業団ニューイヤー駅伝
   ・下仁田こんにゃく
   ・上州名物「かかあ天下と空っ風」

   ここが切り口になります。


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 STEP4:コラムのゴールを決める
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 優れたコラムには、読者を動かす力があります。

 コラムを読んだ後で、読者にどんな行動を起こしてほしいか
 というゴールを決めてみてください。

 例えば、このコラムのゴールは、何だと思いますか?


 【コラム】普段飲んでいるコーヒーをより一層おいしく飲むコツ
 http://kotoba-no-chikara.com/blog/k-hirano02


 読んだ後に
 「へ~、コーヒーをおいしく飲むコツって、そうなんだ~」
 で終わってしまったら50点。

 「なるほど! コーヒー専門店で飲むようなコーヒーは、
  こうすれば家庭でも飲めるんだな!」
 と気づき、実際に試していただけたら、100点満点のコラムなんですよね。

 ゴールは「コーヒーを実際に入れてもらうこと」になります。


 では、このコラムのゴールは、何でしょう?

 【コラム】アンジェ・翌日配達お花屋さん・播州ハムに学ぶ
                         "即決させる仕掛け"
 http://kotoba-no-chikara.com/blog/m-fujimori02


 読んだ後に
 「へ~、どこのお店も頑張っているね」
 で終わってしまったら50点。

 「オンラインショップの店長さん」に
 「なるほど! 買ってもらうためには、表示や案内が大事なんだ!」
 と気づいていただき、
 「そのためのアクションを起こしてくれたら成功!」
 ということになります。

 ゴールは「店長さんが、自身のウェブサイトの表示や案内を見直すこと」
 になりますよね。

 「読んで納得してもらう」だけのコラムでは50点。
 「アクションを起こしてもらう」というゴールを設定してみてください。

 迫力のあるコラムが書けますよ。


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 STEP5:構成を決める
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 文章を書くのが得意な方は、いろんな構成にチャレンジできますよね。
 今回は「起承転結」、今回は「PASONAの展開」などと考えるのも
 楽しいものです(^^)

 逆に、苦手な方は「総論→各論→結論」の
 3段組みで構成すると書きやすいと思います。

 1)「総論」を述べ、全体像を伝えます
     ↓
 2)「各論」に入っていき、「総論」で述べたことを膨らませます
     ↓
 3)「結論」でまとめ、「総論」で述べたことを納得させます
   (行動を起こすところまでいけば満点)


 例えば、このコラムをご覧ください。

 【コラム】時短生活にはコレ!衣食住をサポートする3つの家電
 http://kotoba-no-chikara.com/blog/a-matsushige02

 分解すると、このようになります。

 「総論」では・・・

 ----------------------------------------------------------------
  「時は金なり」
  時間は、お金と同等に貴重なもの。
  これから、時間を節約できる家電製品を、衣・食・住の観点から
  ご紹介します。
 ----------------------------------------------------------------

 と書いています。

 この後に続く文章が、どういう内容か想像してみてください。

 「時間短縮できる家電製品が紹介されるのかな?」

 「衣食住の家電が出てくるのかな?」


 その通りですね。

 最初の数行を読めば、その後の展開が"期待"できる!
 いいコラムの条件だと思います。

 悪いコラムは、最初の数行で
 「つまらないから読みたくない」
 「知っている内容だから、読まなくていい」
 「何が言いたいか、わからない」
 と読者を"失望"させてしまうんです。

 気を付けてくださいね。

 次の3つのコーナーが「各論」に当たります。

 ----------------------------------------------------------------
  ◆その1 「衣」の家電:
   大きな進化を遂げた魔法の家電! ~洗濯乾燥機

  ◆その2 「食」の家電:
   毎日の食事の後に広がる自由時間! ~食器洗浄機

  ◆その3 「住」の家電:
   お掃除も自動でおまかせ! ~ロボット型自動掃除機  
 ----------------------------------------------------------------

 「総論」で書いたことを、具体的に説明しています。読者は
 「時間を節約できる家電製品」について、詳しく知ることになります。

 最後は「結論」です。
 
 -----------------------------------------------------------------

  お金と同等の価値がある「時間」。
  家電は、あなたに「余裕」をプレゼントします。
  24時間しかない1日の過ごし方を考え、初期投資も検討してみましょう
 -----------------------------------------------------------------

 とまとめています。


 「結論」が、最初の「総論」で述べた「時は金なり」と
 一致して終わっているので、どっしりとした安定感がありますよね。

 くれぐれも「総論」と「結論」がねじれないように書いてくださいね。


 私のテーマ「群馬県の魅力」では、以下の構成で書くことにしました。
 
  ------------------------------------------------------------------
  総論:愛すべき出身地は、誰にでもあるもの。
     私(ふくだたみこ)の出身地、群馬県の魅力を紹介します。
  ------------------------------------------------------------------
  各論:3つの魅力を詳しく説明します。
     ・全国実業団ニューイヤー駅伝
     ・下仁田こんにゃく
     ・上州名物「かかあ天下と空っ風」
  ------------------------------------------------------------------
  結論:ほら、群馬県って魅力的でしょう!
     あなたも、出身地トークで場を盛り上げられるような
     ビジネスパーソン受けのいい出身地ネタを3つ考えてみましょう!
  ------------------------------------------------------------------

 ここまでで、準備8割は終わりです(^^)


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 STEP6:さあ、執筆しましょう
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 構成まで決まれば、後は楽です!
 構成に沿って執筆するのみ!

 せっかくなので、私のコラムもブログに載せておきますね。
 知名度の低い群馬県ですが、どうぞよろしくお願いいたします(^^)

 ふくだたみこ【コラム】
 「あなたの出身地をPRする3つのキーワードは?」
 http://ameblo.jp/fukuda0528/entry-10760507416.html


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 STEP7:見直し、校正も忘れずに!
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 書き上がったコラムは、印刷して読みなおしましょう!

 3つのチェックポイントです。

 ・最初に設定した読者像に響く内容になっていますか?

 ・筆者の主張(コラムを通して言いたかったこと)を言えますか?

 ・設定したゴールにたどり着いていますか?

 誤字脱字、表記のチェックも忘れずに!


 いかがでしたか?
 今回は、コラムの書き方について考えてみました。

 グリーゼでも、昨年末から、ライターが書くコラムを公開しています。

 ◎コンテンツ・ラボ
  http://kotoba-no-chikara.com/blog/

 グリーゼのコンテンツを増やし
 付加価値として強化する目的もあるんですよね!

 まだコラム数が40本と少ないですが
 今年度、一気に増やしていきますので、ぜひご期待くださいね!


 それでは、今回はこのへんで。

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