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臭いを伝える難しさに挑戦!五感に訴える表現とは?

臭いを伝える難しさに挑戦!五感に訴える表現とは?

2010年11月11日
 こんにちは。グリーゼの ふくだたみこ です。


 目を閉じて、好きなケーキを思い浮かべてください。

 そのケーキの美味しさを、文章で表現してみてください。

   チョ、チョ、チョコレートケーキです。
   甘くて濃厚で、美味しいです・・・


   私は、定番のショートケーキが好き。
   甘さ控えめで、ふんわり。と~っても美味しいです。


 突然質問から入り、失礼しました。

 私が行っているライティングセミナーで
 こんな演習(↑)をすることがあります。

 「美味しい」
 「楽しい」
 「素晴らしい」

 という言葉は、その人の「感想」です。

 「ふーん、美味しかったんだ? 良かったね」
 ということは伝わりますが

 相手に「どんな美味しさだったのか」を伝えることはできませんよね。

 ましてや相手に「食べてみたい」と思ってもらうことは
 「美味しい」という言葉だけでは、難しいと思うのです。

 相手に「美味しさ」を、実感として伝えるためには
 五感を刺激する表現が効果的です。


 五感とは、視覚、味覚、聴覚、嗅覚、触覚の五つ。
 五感を刺激する文章の書き方って、習ったことがないので
 最初は抵抗があるかもしれません。

 でも簡単です!

 今日は、五感に訴える文章の書き方をご覧いただきながら

 五感のひとつ「嗅覚」に関する商品を扱うあるショップ様の
 「臭いを伝えるコツ」をご紹介をしたいと思います。



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 1:五感に訴える文章の書き方とは?
 ────────────────────────

 今更ですが、グリーゼの音声セミナー(オーディオブック)は
 もうお聴きいただきましたか?

 音声セミナーのひとつ「ライティングベーシックコース」の中でも
 http://gliese.jp/gliese/7.1/202101/

 「五感を刺激する」という書き方を
 テクニックの一つとして解説しています。

 今日は、この講座の内容を、そのままここで披露したいと思います。

 さあもう一度、目を閉じて・・・

 今度はロールケーキを思い浮かべてください。

 どんなロールケーキが浮かびましたか?


 では、ライティングベーシックコース、はじまりはじまり~♪



 まずは、味覚です。

 口の中に入れた「味」に注目して
 あなたが思い浮かべたロールケーキを表現してみましょう。

 あっ、ちょっと待って!

 すぐにスクロールしないで
 一文だけでいいので、ご自分で書いてみてください。


   ・・・書く時間・・・


 例えばこんな感じです。

 <味覚を刺激>
 舌の上にのせた瞬間に、ふわっと口の中から消えてしまうような食感です!


 次は、視覚に挑戦してみましょう。

 ロールケーキの見た目、色、形に注目です。
 視覚的な表現だけで書いてみてくださいね。


   ・・・書く時間・・・


 例をご覧いただきましょう!

 <視覚を刺激>
 こんがりと焼き色を付けたスポンジに、
 雪のようなまっ白な濃厚クリームがぎっしり!

 続けて、触覚、聴覚、嗅覚にもチャレンジしてみてください。


 <触覚を刺激>
 ふわっとした軽い焼き上がりが特徴です。
 触ると、ふんわりとしていて、ぽわんと押し返すような弾力を感じます。

 <嗅覚を刺激>
 箱を開けると、かすかにバターの香りを感じます。
 口に入れる瞬間に感じる、牛乳の風味と、
 蜂蜜のような甘い香りが最高です。

 <聴覚を刺激>
 焼きたてのロールケーキを、トレーのまま、ぬれた布きんの上に置くと
 ジュッと一瞬、低い音がします。
 焼きたてのロールケーキに包丁を入れると、すーっと音もなく包丁がすべり
 きれいな切り口を見せてくれます。


 いかがでしょう?
 美味しさが伝わりましたか?

   -----------------------------------------
    いい文ができたら、ぜひ送ってくださいね。
     → tamiko01@gliese.co.jp
   -----------------------------------------


 どこが一番難しかったですか?

 セミナーでは、味覚を発表してくれる人が多く
 嗅覚、聴覚を発表する人は少ないという傾向にあります。

 聴覚については、文章で伝えることが難しかったとしても
 動画配信によって、音声も伝えることができますので

 ネットで伝えるのが一番難しいのは
 「臭い」になるかもしれませんね。

 この、難しい「臭い」。

 臭いに注目し、消臭剤、消臭グッズなどを扱っている
 オンラインショップ「いい快互服ドットコム」の村上さんが先日

 「ふくださん、臭いをネットで伝えるのって、相当難しいです」

 とおっしゃっていました。

 村上さんは、「いい快互服ドットコム」をオープン以降
 ずっと、この「臭い」「消臭」をいかにお客様に伝えるか
 ということと格闘してきたと言います。

 オープンして5年たった今
 村上さんは、どのように「臭い」を伝えているのでしょうか?



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 2:「臭い」は"お客様の声"で伝えよう
 ────────────────────────

 試行錯誤の結果、辿りついたのは
 「使用した人の"生の声"で伝える」
 という方法でした。

 売り手(お店の人)の言葉よりも、お客様の声の方が
 信憑性があるのは、皆さんご存じの通りですが

 村上さんは、徹底して「声」を利用しました。


 ■ステップ1)アフィリエイターさんに伝えてもらう

 お店の人が作った商品説明文は、あくまでも説明文。
 これを、「伝わる表現」に変えてくれるのがアフィリエイターさんでした。

 アフィリエイターの方は、自分の生活の中で
 どんな臭いに、どのように困っているかを体験として書きます。

 だからこそ、同じ経験のある人に「そうそう!」という
 強い共感を与えることができるのでしょう。

 例えば(私の場合ですが)

   サッカー部の息子のエナメルバッグ。
   ファスナーを開けると、ツーンと鼻を突き刺すような鋭い臭いが・・・
   汗と泥のしみ込んだTシャツと、足の臭いが凝縮されたストッキング。
   食べ残したおにぎりと、こぼしたスポーツドリンクも
   混ざっているのでしょうか?
   恐る恐る手を入れることもできず、ファスナーを閉めてしまいます。


 なんて書くと、サッカー少年のママでなくても
 「相当、臭そう」ということが、伝わるのではないでしょうか?


 ■ステップ2)お客様の声で伝えてもらう

 アフィリエイターさんを巻きこんだ戦略で売上げが見えてきた村上さんが
 次に行ったのは、お客様の声を集めることでした。

 ネットを使わず、手書きの感想をファックスで集めるというこだわりよう。

 面倒な手順を踏んでまで感想を送ってくださるお客様は
 それだけ感動が強いか、反発が強いかのどちらかです。

 強烈な声を集めるためには、ネットを利用しないという選択が
 正しかったようです。

 声は分厚いファイル数冊分も集まりました。

 予想通り、お客様の声には、お客様にしか分からない問題意識や
 感動の言葉が含まれていました。

 村上さんは、思い切って、商品キャッチコピーのほとんど全てに
 お客様の声を採用していきました。

 ご覧ください。トップページ↓
 http://www.11kaigofuku.com/

 ごちゃっとした印象ですよね?
 決して、美しいとは言えないかもしれません。

 トップページに並んでいる言葉は、ほとんどが「お客様の声」ですし
 サイト内のあらゆる所から、「お客様の声」へのリンクが
 貼られています。

 自分で伝えられなければ、お客様に伝えてもらおう!
 という覚悟のようなものを感じますよね。


 ネットで「臭い」を伝えることの難しさは
 オープン以来、約5年たった今も、あまり変わらないという村上さん。

 ・アフィリエイターさんに伝えてもらう
 ・お客様の声で伝えてもらう

 の両方を継続的に頑張りながら、
 サイトに頼らない方法も採用しています。


 ■3)有名人の声で伝えてもらう

 ファブリーズなどが世の中で有名になる前に
 「臭い」に着目した「いい快互服ドットコム」さんは
 テレビに注目されることにも成功しました。

  "ひとつのテレビで取り上げられると連鎖が始まる"

 という法則の通り、「いい快互服ドットコム」の消臭剤や
 消臭ソックスなどは、メディアに出る機会も増え
 有名人の言動やリアクション芸人の大げさなリアクションによって
 世の中に伝えられていきました。

 サイトに頼らない方法を考えるヒントになったようです。


 ■4)実際に使ってもらう「実験セット」で伝える

 私も体験しましたが、「急速消臭実験セット」の威力はすごいです。

 「つべこべ言わずに、やってみて」的な実験セットを付けることで
 強烈な臭いと消臭効果を、一発で伝えることに成功しました。


 インターネットが日本で流行り出した頃
 企業は、ネットだけでどこまで伝えることができるのか
 ということに疑問をもち、不安を感じ

 どうすれば、お客様に正しく伝えることができるのかと
 一生懸命だったと思います。

 最近の私達は、あまりにもネットが当たり前になっていて
 伝えるための努力、工夫が疎かになっているのではないか?
 と反省します。

 手に取って見ることができないネットの世界。

 商品の良さを、実感として伝えるために
 「いい快互服ドットコム」の村上さんの取り組みが
 「ネットで伝えることが難しい商材」を売るヒントになれば幸いです。


 今回のメルマガでご紹介した「いい快互服ドットコム」の村上様には
 日流eコマースの連載
 『ふくだたみこの【人気ECサイトのコンテンツ&文章力】』
 でインタビューさせていただいております。

 興味のある方は、バックナンバーをご覧ください。↓

  ▼キャッチコピーにそのまま使用!お客様の声の活用法
  http://kotoba-no-chikara.com/pickup/2/2_005.html


 それでは、今回はこのへんで。

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