グリーゼな日々バックナンバー

応募者が少なくて困ったことはありませんか?ユーザー参加型イベントの盛り上げ方

応募者が少なくて困ったことはありませんか?ユーザー参加型イベントの盛り上げ方

2010年10月14日
 こんにちは。グリーゼの ふくだたみこ です。


 「キャンペーンをやっているんですが、応募が集まりません」

 「メルマガで呼びかけても、反応がありません」

 「こんな高価なプレゼントも当たるのに、なぜ?」

 「ふくださんも、応募してください(^^; 」


 セミナーの受講者の方などから
 こういう連絡をいただくことがあります。


 ウェブサイトを盛り上げようとして、皆さん
 いろんな企画やキャンペーンを行いますよね。

 そして、応募の少なさに唖然として、慌てる・・・

 弊社でも、このような経験はあります。


 ネット上のあちこちで、いろんな企画やキャンペーンが行われ
 プレゼントもどんどん高価に・・・
 「ユーザー参加型のイベントは難しい」と言う方も多いですよね。

 そんな中、愛車の写真を送ってもらう「愛車自慢コンテスト」を開催し
 大盛況で、第8回目を終えたオンラインショップがあります。

  ◎「洗車の王国」
   http://www.rakuten.ne.jp/gold/sensya/


 お客様から送られた愛車の写真は、メッセージもそのまま
 社長の相原さんが自ら、ひとつずつサイトアップ。
 既に1,600~1,700ページにまで増えているそうです。


 あ、もしかして

 「どうせ、 カーマニアの人の愛車自慢なんでしょ」

 と、思いました?


 いえいえ。

 先日私「洗車の王国」の相原社長にお会いしたのですが

 「愛車自慢=カーマニア」をきっぱりと否定されました。


 ではどんな人が、このキャンペーンに参加しているのでしょうか?


 一方では、高額なプレゼントを付けても応募がなく、
 一方では、わざわざ洗車をして、写真を撮って・・・
 という手間のかかるコンテストであっても、たくさん応募がある。

 いったい、どこが違うのでしょうか?

 今日は、ユーザー参加型イベントの盛り上げ方について
 考えてみたいと思います。



 ────────────────────────
 1:ユーザーの裾野を広げる
 ────────────────────────

 愛車の写真を送ってくれるのは、カーマニアの人?

 この問いを否定するように、相原さんはこう話してくれました。

 「カーマニアの方もいらっしゃいますが、実際は
 "初めて自分で洗車しました"という方が、多いんですよ。
 "洗車って、難しいと思っていたんですが、私にもできました"
  と書きながら、ピカピカになった車の写真を送ってくださる。

  中には、お子さんや家族と一緒に写っていて
  肝心の車より、人が目立っている写真もあるんです(笑)」


 若者の車離れが進行し、不況も長引く今、
 車業界で生き残っていくのは厳しい状況だ、と

 自動車メーカー勤務の知人も、中古車販売店社長の知人も
 (両方とも息子の友だちのお父さんです)

 口をそろえて話していました。

 この時代、カーマニアの方だけを見ていたら
 お客様は広がりませんよね。

 ・車は持っているけど、洗車をしたことがない
 ・洗車は、ガソリンスタンドでやってもらうもの
  と思いこんでいるドライバー(私のような)

 を啓蒙していくこと。

 ここに、成功の秘訣があるようです。

 でも、どうやって「洗車という面倒なこと」に
 気持ちを向けていくのでしょう?



 ────────────────────────
 2:モノを売っているのではなく・・・
 ────────────────────────

 「洗車の王国」で扱っている商材は、洗車用品です。
 カーシャンプーや、コーティンググッズなどを販売しています。

 でも、売っているのは、"洗車の楽しさ"なんですよね。

 「洗車って難しそう」
 「洗車ってめんどくさい」という先入観のある私たちに

 「洗車って楽しいですよ」「誰でも簡単にできますよ」ということを
 あらゆる方法で教えてくれるのが「洗車の王国」のウェブサイト。

 商品ページとは比べられないくらい大量の
 コンテンツページがあります。

 例えば、車に詳しくない人(特に女性でしょうか?)は
 「リアバンパーが・・・」
 「テールランプが・・・」などと車の部位の名称が分かりません。

 そんなユーザーのために、車の写真をクリックしていくだけで、
 汚れた部位のお手入れ方法が分かるようなコンテンツが
 あったらいいですよね。


 あります!
 「洗車の王国クリニック」
 http://www.rakuten.ne.jp/gold/sensya/kari_clinic/clinic/index.html
 
 他にも、洗車の基礎から教えてくれる
 洗車講座「洗車の王国大学」があったり
 http://item.rakuten.co.jp/sensya/h-body1/

 同じ車種の人は、どうやっているんだろう? に答える
 「仲間探しコーナー」

 など、実に様々なコンテンツがあり
 オンラインショップではなく、情報サイトに見えるくらいです。


 ・車用品を売るのではなく
  洗車の楽しさを伝える

  ↓

 ・共感が生まれ、ファンが増える

  ↓

 ・車を大切にする人ばかりが集まるサイトに成長

  ↓

 ・愛車コンテストへの応募多数


 という結果になるんですね。


 「なるほど!
  じゃ、真似してやってみよう~」

 と思った方、ちょ、ちょっと待った~です!



 ────────────────────────
 3:準備8割、本番2割
 ────────────────────────

 「洗車の王国を、あちこちでご紹介いただくようになってから
  当然、真似されるケースも増えてきました。
  真似していただくのはいいんですが、
  スタートしてから"応募がゼロで困った"という話を
  よく聞きます」

 と相原さん。

 応募者が集まるかどうかは、準備で決まるそうです。


 相原さんのお話で印象的だったのは、この話↓。

 「せっかく車を洗い、せっかく応募したのに外れちゃった。
  ショックですよね?
  そういう応募者の方に、何もしないショップさんもありますが
  うちは、外れた方にどう対応するかまで、事前にじっくりと検討し 
  しっかり準備をしてからキャンペーンを実施しています」

 お店がどう対応するかによって

 「どうせ相手にされていない、もう応募したくない」

 と思うか

 「また応募したい」

 と思うかが違うんだそうです。

 実際、「洗車の王国」では、毎回写真を送ってくださる方も多いとのこと。

 ・常連さんで、応募のたびにお子さまの成長が分かる方
 ・応募のたびにメールでのコミュニケーションが弾む方

 もいらっしゃるとのことで、参加者とお店との距離の近さを感じますよね。

 距離を近づける秘訣は?



 ────────────────────────
 4:想いを伝える
 ────────────────────────

 相原さんは、洗車の王国というウェブサイトを通して
 「交通事故のない社会を作りたい」と考えているそうです。

 「え? どういう意味ですか?」

 と聞くと


 ・洗車をする

  ↓

 ・車を大切にしたくなる

  ↓

 ・大切にしようとすれば安全運転に繋がる

  ↓

 ・洗車こそ、交通事故のない安全な社会を作る


 「"日本で交通事故が減っているのは、うちのおかげなんです"
  と中国に出張した時に言ったら、みんなに笑われました。
  でも私たちは本気でそう思っています」

 と語る相原さんの後ろには、

 「その通りですよ」

 と、うなずくお客様の姿が見えるような気がしました。

 企業やオンラインショップが
 お客様に「想いを伝える」ことによって
 その想いに共鳴し「応援したい」と思うお客様が集まります。

 繰り返しメッセージを送ることで、
 お互いの距離が近くなっているんですね。


   ---【まとめ】--------------------------------------------

   お客様参加型の企画、キャンペーンを盛り上げるには

   1)お客様の裾野を広げる

   2)商品を単純に販売するのではなく
     その商品を使って、何をするのか、シーンを売る

   3)準備8割、実行2割

   4)想いを伝え、共感してくれるお客様を増やす

   ----------------------------------------------------------

 盛り上がっているイベントを見つけて真似してやってみるのもいいですが
 
 ・どうして盛り上がっているのか? を考えることと

 ・どうすれば同じように盛り上げることができるか? を考えて

 ・緻密な準備が必要だ

 ということは、覚えておきたいですね。


 今回のメルマガでご紹介した「洗車の王国」の相原様には
 日流eコマースの連載
 『ふくだたみこの【人気ECサイトのコンテンツ&文章力】』
 でインタビューさせていただいております。

 興味のある方は、バックナンバーをご覧ください。↓

 ▼1,600ページを超えたお客様コンテンツ
  情報コンテンツこそネットショップの財産!
  http://kotoba-no-chikara.com/pickup/2/2_004.html



 前回(9/9配信)の【グリーゼ!な日々】では
 ツイッターをきっかけにブレイクしたクーポンサイト、
 いわゆるフラッシュマーケティングについて書きました。

 ツイッターに流れる情報は、超特急で画面を通過し
 キャッチできる情報の方が少ないくらいですよね。

 カトキチのツイッター部長に代表されるように
 企業が戦略的に、ツイッターを活用しています。

 情報はますますスピードを加速し
 外へ外へと、発信力を高めていくでしょう。

 「情報がスルーされる時代」であるということを
 しっかり認識した上で、ツイッター等を活用して外へ情報発信をする、
 ということは、避けて通れない時代になっていると思います。

 一方で、今回ご紹介した「洗車の王国」様のように
 「情報コンテンツこそネットショップの財産である」という
 意識をもってサイト内の充実を目指すという考え方も大切です。

 内側での発信力とでも、言いましょうか。


 今、インターネット上のコンテンツは、外へ、内へと
 2極化しているようですね。

 どちらが重要ということではないと思います。

 何のためのコンテンツかを決め
 外側へも、内側でも、上手にコンテンツ発信していきたいですね。


 それでは、今回はこのへんで。

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