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クーポンサイトの虜に!フラッシュマーケティングを考える

クーポンサイトの虜に!フラッシュマーケティングを考える

2010年9月 9日
 こんにちは。グリーゼの ふくだたみこ です。


 最近、お財布がちょっと分厚くて
 かっこ悪いな~と思っています。

 厚みを出しているのは、お金ではありません。

 厚さの正体は、クーポン。

 流行りのクーポンサイトで、せっせと購入したクーポンが
 (私に)使用されることなく、お財布の中で枚数を重ねています。

 先日、日替わりクーポンサイト「Piku(ピク)」
 ( http://www.piku.jp/ )

 の担当者の方に、インタビューをする機会がありました。


   勢いで買ってしまって、使う機会がない人が意外と多いんですよ!


 という裏話をお聞きしたばかりなのに
 まんまと(笑)、裏話の通りになってしまっている、ふくだです。

 なぜ、勢いで買ってしまうのか?

 ここに、クーポンサイトの秘密があるような気がします。


 今日は、クーポンサイトを例に
 「フラッシュマーケティング」について、考えてみたいと思います。

 (なんとかしなくっちゃ・・・私のクーポン購入ぐせ・汗)



 ────────────────────────
 1:クーポンサイトが流行っている理由
 ────────────────────────

 クーポンサイトに代表される
 「フラッシュマーケティング」という言葉が、流行っています。

 テレビの情報番組などでも、紹介される機会が多くなってきました。

 では一体、フラッシュマーケティングって
 どんな意味なんでしょう?


 「タイムセールみたいなもの?」


 そうですね。
 ひとつめの特徴は、時間制限があること。

 「24時間以内」として、毎日違うクーポンを
 紹介するなど、ちょっとした緊急性があります。


 「共同購入みたいなもの?」


 この一面も、ありますね。
 「300人集まったら、50%オフ」など、最低人数が決まっていて
 その人数に到達しなければ「50%オフ」が無効となってしまう場合が
 多いようです。


 「でも、タイムセールも、共同購入も、昔からあったよね?」


 確かに、多くのオンラインショップで
 以前からタイムセールや共同購入を実施しています。

 会員宛てに、メルマガやブログ等で事前に告知され
 短時間で、一定の個数の商品を販売していますよね。

 私も、あるおもちゃ屋さんのメルマガを担当していた時
 「今晩22時からタイムセールをやりますよ。
  ○個限定なので、遅れずにパソコンの前に集合~」
 なんてメルマガを書いたことがあります。

 でも、これは、タイムセール。

 いわゆるフラッシュマーケティングとは違います。

 この「違い」を作りだしているのが、ツイッターをはじめとする
 ソーシャルメディアなんです!

   ※ソーシャルメディアとは
    ソーシャルメディアとは、ユーザーが情報を発信し
    形成していくメディアのこと。
    個人が発信する情報が不特定多数のユーザーに対して露出され
    閲覧したユーザーはレスポンスを返すことができる。
    ユーザー同士のつながりを促進する様々なしかけが用意されており、
    互いの関係を視覚的に把握できるのが特徴。(ITproより引用)


 クーポンサイトに代表されるフラッシュマーケティングって
 ソーシャルメディアがないと、始まらないのでしょうか?



 ────────────────────────
 2:ソーシャルメディアと連動!
   クーポンサイトが流行っている理由
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 「実は、1日限り&日替わりのクーポンサイトというアイデアは
  何年も前から、持っていたんですよ」

 と告白してくれたのは、日替わりクーポンサイト「Piku(ピク)」の
 担当者の方。インタビューした際に、お聞きした言葉です。

 米国では、2008年にGroupon(グルーポン)がリリースされていましたが
 日本では、静観する企業が多かったようですね。


 「よし、いける」

 と、アイデアを形にするきっかけになったのが
 ツイッターの普及、勢いを確信した時だったそうです。


   ・リアルのお店からクーポンを割引価格で提供してもらい

    ↓

   ・Piku(ピク)サイトで、
    時間制限&割引が成立となる人数を決めて紹介

    ↓

   ・ユーザー(ツイッター利用者が中心)が、
    購入&クチコミ(成立人数を集める)


 という図式で、
 お店にも、ユーザーにも、クーポンサイト「Piku(ピク)」にも
 メリットがあるという仕組みなんですね。


 「具体的には、どんなメリット?」

 ちょっと整理してみます。


   ■お店のメリット

   ・新規客獲得:既存客以外に、広く告知できる
   ・スピード感:「24時間」「48時間」など開催期間が短期なので 
          テストマーケティング的に使ってもいい!
   ・コスト削減:広告費などがかからない場合が多い       
          販売数に応じて手数料を払うのみ        
          (クーポンサイトによって異なります)

   ・リスク回避:一定の人数が集まらなければ無効となるので    
          思い切った企画で勝負できる


   ■クーポンサイトのメリット

   ・手数料収入:販売金額に応じて、手数料収入が入る
   ・広告費:サイトの価値が上がれば、広告費で稼げる(場合もある)
   ・在庫なし:自社で仕入れ、在庫管理などの必要がなく     
         サイトひとつで勝負できる


   ■ユーザーのメリット

   ・お得感:安く、商品やサービスを利用できる
   ・便利:自分で探さなくても、お得な情報が毎日届き、楽しい  
   ・ワクワク感:時間制限があり、成立人数もあるので       
          ゲーム感覚で楽しんでいるユーザーも(私です・汗)


 いいことばかり!

 と見えますが、いくつか注意しておきたい点もあります。



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 3:フラッシュマーケティングに潜む危険性
 ────────────────────────

 フラッシュマーケティングは、ここまで書いてきた通り
 瞬発力(スピード感)があり、伝播力(クチコミ力)がありますが

 お店側では、コストパフォーマンスを
 しっかり認識しておきたいですよね。

 価格を50%オフなどに思い切って下げ
 しかも、クーポンサイトに対し、手数料を支払うので
 利益が出ないどころか、赤字になってしまうことも・・・


 新規客に、初めて利用してもらう、認知してもらうところまでは
 クーポンサイトの力を借りますが
 ここまでを、新規顧客獲得のためのコストと考え

 その後、

 ・リピートしてもらう
 ・まとめ買いしてもらう
 ・違う商品も買ってもらう

 など、LTV(顧客生涯価値)を、どうやって上げていくかを
 しっかり設計してから、クーポンサイトを利用したいですね。


 また、私も経験がありますが

 ・クーポンがなかなか送られてこない
 ・クーポンの使い方が分かりにくい

 など、トラブルを起こさないように、準備も大事ですよね。

 今まで経験したことのない人数が
 わ~っと押し寄せることになりますので
 バックヤードも万全にして欲しいです。
 (顧客としてもそう思います・笑)

 トラブルを起こして、
 ブランドイメージに傷を付けるようになってしまったら
 全く意味がありませんもんね!

 「Piku(ピク)」の担当者に取材させていただいて以来
 かなり、フラッシュマーケティングの虜になりつつある私ですが
 今後、いつまでこのワクワク感は持続するのでしょうか?



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 4:これからどうなる? フラッシュマーケティングの今後
 ────────────────────────────

 フラッシュマーケティングは、飲食店、サロンなどの
 クーポンだけにとどまりません。

 例えば、見逃した映画を、ある程度人数を集めて
 再上演する映画館もあります。

 ・ドリパス
  http://www.dreampass.jp/


 旅行好きの方向けに、格安で温泉宿や旅行を紹介する

 ・トクー!ポン
  http://www.tocoo.jp/coupon/detail/23


 8月25日の日経MJによると
 ネットマーケティング会社のワゴーン社が
 「フラッシュマーケティングASP」を販売し始めたとのこと。

 「グルーポン系サイトを3営業日で立ち上げられる」という
 画期的なサービスで、フラッシュマーケティング市場は
 ますます活発化しそうです。

 記事を参考に考えてみると・・・

 輸入品の買い付けに行く企業は
 こういった仕組みを利用して、事前に予約を受ければ
 リスクを軽減することができます。

 何個売れるか予測できない高級バッグなども
 事前に予約を受ければ、在庫を抱えなくて済みますね。

 ファッション業界でも、奇抜なデザインなどを提示し
 制作前に、お客様の反応を見ることもできます。

 輸入品、高級バッグ、ファッション系の場合は
 ツイッターなどでユーザーをうまく巻き込めば
 無理な割引をする必要もないかもしれませんね。


  ---【まとめ】-----------------------------------------

   これからは、「なんでもお得」という時代から
   自分の趣味、嗜好にあったクーポンサイトを選ぶ時代に
   移っていくような気がします。

   私たちユーザーだけでなくクーポンを出すお店側も、
   どこのクーポンサイトを利用すると効果的なのかを、
   見極められるといいですね。
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 今回ご紹介した日替わりクーポンサイト「Piku(ピク)」の
 担当者の方には、日流eコマースの連載
 『ふくだたみこの【人気ECサイトのコンテンツ&文章力】』
 でインタビューさせていただいております。

 興味のある方は、バックナンバーをご覧ください。↓

  ▼ツイッターでクチコミを巻き起こせ! 
   クーポンサイトで集客!5つの心がけ
  http://kotoba-no-chikara.com/pickup/2/2_003.html

 それでは、今回はこのへんで。

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