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センスがない人のためのキャッチコピー講座

センスがない人のためのキャッチコピー講座

2009年9月10日
こんにちは。グリーゼの ふくだたみこ です。

9月。
新学期も始まり、電車にも学生の姿が戻ってきましたね。

夏休みといえば、宿題。
皆さんは、どんな思い出がありますか?

 「最後の1日に徹夜したな~」
という方もいらっしゃるかもしれませんね。

わが家にも、夏休み最終日、もう0時も近いというのに、
原稿用紙を広げ、ため息をつく中1の二男の姿がありました。


 「何が書けないの?」

と聞くと、「だいめい・・・」とポツリ。


原稿用紙には、

『察知力』を読んで

と書いてあるのですが、

 「これじゃ、他の人と同じだろ。おもしろくない」

ということに、中1になってようやく気がついたようです。


 「お母さんだったらね」
と、机の上の本を手に取ると
サッカー選手の中村俊輔さんが書いた『察知力』という本。

中村選手のサッカーでの体験、挫折、栄光などが
リアルな感情とともに綴られていました。

メモを取りながら読んでいくと、題名のヒントがどんどん出てきます。
思わず、夢中になって読んでしまいました。

息子はそんな母を横目に、子どもらしい「題名」を書いて
布団の中へ。(ごめんなさい)

今日は、この本を参考に
キャッチコピーについて、考えてみたいと思います。


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トルシエ、ジーコ、オシムにも選ばれた!
誰からも必要とされる人材とは・・・

『察知力』   中村俊輔著

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こんなコピー、どう思いますか?



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1)キャッチコピーを作るのは、得意ですか?
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私は、月に1度、デジタルハリウッド渋谷校にお邪魔して
 「Webライティング基礎」という講座を行っています。

講座の最初に、受講目的や、ライティングに関する悩みなどを
お聞きするのですが

 「キャッチコピーが苦手です」
 「簡単にキャッチコピーが浮かぶようになりたい」

という声が、とても多いです。

そして、悩んでいる方の多くは、
 「自分はセンスがない。だからキャッチコピーが作れない」
と思い込んでいます。

でも、そもそも、キャッチコピーって
センスで作るものなのでしょうか?

そうだとしたら、私も、センスがない部類の人間だと思います。

センスに頼らないキャッチコピー。
これを考えていきましょう。



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2)ポスターと、Webのキャッチコピーの違い
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電車に乗っていると、たくさんのキャッチコピーを目にしますよね。

都内の電車では、つり革につかまって立っていることが多く
この時、目に入るのは、窓の横に貼られたポスターです。

最近印象に残っているのは、

缶コーヒー「FIRE」の「ボディが強い」とか

 「生茶」の「みずみずしく、甘い」など。

電車のポスターは、短いフレーズが多いですね。
あまり具体的なイメージを植え付けないものが多いような気がします。

おそらく、ポスターのキャッチコピーの目的は

・何度も見てもらって、イメージを刷り込むこと

・印象に残ること

なんだろうと思います。


 「ボディが強い」とか「みずみずしく、甘い」などのキャッチコピーを見て

・このキャッチコピーは、いいのか悪いのかよくわからない
・でも、こんなに色んな所に露出しているのだから
すごいコピーなんだろうな
・だとしたら、こういうキャッチコピーは、思いつかないな
・思いついたとしても、いいのか悪いのか自信が持てないな

と思って、苦手意識を強くしてしまうのかもしれません。


でも、私たちが必要としているのは、
インターネットのWebのキャッチコピーです。

このようなポスターのキャッチコピーを
そのまま商品ページのキャッチコピーとして使うのは
果たして効果的なのでしょうか?

この答えは、広告のキャッチコピーと、Webサイトのキャッチコピーの
役割の違いを考えてみると、わかると思います。


では、Webサイトのキャッチコピーを考えてみましょう。

Webサイトは、ポスターのように四角い1枚の紙では終わりませんよね。

縦に長く続いていて、お客様にスクロールしていただかなければなりません。

手を動かしてもらうためには、
 「手を動かしてまで、読みたい」という「動機」が必要です。

縦にスクロールする手間をかけてまで読みたい!

と思わせるためには、

 「ボディが強い」とか「みずみずしく、甘い」といったキャッチコピーでは
ちょっと、弱いような気がします。

なぜ弱いかというと・・・

 「ライティングマスターコース」の中で、
私はキャッチコピーの役割は

キャッチ&ゴー

だと説明しています。


●キャッチ:一瞬で引きつける

● ゴー :その先を読みたいと思わせ、下へスクロールさせる

この2つの要件を満たした時、Webサイト(とくに商品ページ)の
キャッチコピーとして、最高のものが生まれると考えているのです。

 「キャッチ」は、「誰をキャッチしたいのか」ということ。
ターゲットの設定とでもいいましょうか。

そして

 「ゴー」の時に、「何をさせたいのか」ということ。
目的を決めるということですね。

この二つを決めなければ、キャッチコピーを作ることはできないのです。

つまり、「なんかいい言葉が浮かばないかな?」と
天を見上げていても、キャッチコピーは降ってきません。

 「ターゲット」をどういう人にしようかと考え
その人に、どう思ってもらい、どう行動してもらいたいかという
 「目的」を決める必要があると思うのです。

それではこの後は、ターゲットと目的によって
色んなキャッチコピーができるね!
というのを具体的にお見せしたいと思います。



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3)ターゲットと目的によるキャッチコピーいろいろ
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中村俊輔さんの『察知力』という1冊の本。

ターゲットと目的を変えながら
私なりにキャッチコピーを考えてみました。

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ターゲット:サッカー部の子どもたち

目 的 :僕も読んでみたいと思わせたい
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↓↓  キャッチコピーは?  ↓↓


 「弱いチームだって勝てる! シュート力より察知力」

 「小さい身体が、最強武器になった瞬間」

 「ベンチの君が、司令塔になれる」

 「大会の前日に読もう! 勝てないチームのための必勝本」



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ターゲット:中1のクラスの子どもたち(とくに女子)

目 的 :福田君いい本読んだね~と思わせたい
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↓↓  キャッチコピーは?  ↓↓


 「"少しずつ察知"が、楽しいクラスを作る」

 「"察知力"があれば、あの子ともっと仲良くなれる」

 「スポーツマンの彼氏に選ばれる"空気を読む力"」


なんて、どうでしょうか?



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ターゲット:ビジネスパーソン

目 的 :仕事に役立てたい
読んでみたい、と思わせたい
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↓↓  キャッチコピーは?  ↓↓


 「俊輔から学ぶ ビジネスで失敗しないための"察知力"」

 「トルシエ、ジーコ、オシムにも選ばれた!誰からも必要とされる人材とは」

 「誰もが持っているる察知力! 磨き方で差をつけろ」

 「新しい環境、海外で活躍するための察知力」

 「なぜ中村俊輔がレギュラーから外されたのか?」



いかがですか?
キャッチコピーの正解は、ひとつではありません。

キャッチコピーは、目を閉じて考えて思いつくものではなく
手を動かして、作り上げるものではないかと考えています。

ターゲットと目的。
この二つをキーに、キャッチコピーを作ってみてくださいね。


▼興味があったらぜひ! キャッチコピーは第2巻
 「ライティングマスターコース」
http://gliese.jp/gliese/1.1/506/

※単品でも購入できます


 「キャッチ&ゴー式 コピーの作り方」については
次回、詳しくお話しします。  

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