グリーゼな日々バックナンバー

目指しているのは、売上げアップだけではないんです

目指しているのは、売上げアップだけではないんです

2009年3月12日
こんにちは。グリーゼの ふくだたみこ です。


日々、インターネットでいろんなものを買っていますが
「これは、買わないでしょう」っていうものがあります。

例えば、お菓子。
「食べたい」と思った瞬間に、近所のスーパーに走ります。
わざわざインターネットでは買いません。

では、タオルはどうでしょう?

私はタオルも「インターネットで買わないもの」と
決めつけていました。この方と会うまでは・・・。


「タオル工場ぷかぷか」の店長、古金谷さんと初めてお会いしたのは
2008年1月、大阪でのことでした。
「タオル工場ぷかぷか」は、楽天市場でも有名店。
2007年には、楽天市場ショップオブザイヤーを受賞しています。

失礼だとは思いつつ、私は古金谷さんに
こんな質問をしてしまいました。

 「タオルって、お返しものなんかで、いただくことが多いですよね。
 ほとんど買ったことがないんです。
 タオルって、インターネットで売れるんですか?」


古金谷さんは、静かにひとこと。

 「それが、ものすごく売れるんですよ(^^)」


話を聞いてみると、古金谷さんは
既に「タオルの売り方」を攻略済みでした。

メールマガジンもご自身で執筆し
 「出せば売れる」というスタイルを確立されていたんです。

では、なぜ、弊社にメールマガジンのご相談を
してくださったのでしょうか。



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1)10円タオルの生みの親
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日本には、愛媛県の今治市をはじめ、各地にタオルの産地がありますが
近年は中国産が増え、国産タオルは減少の一途。

 「タオル工場ぷかぷか」のある泉佐野市(大阪府)でも
タオルの工場が激減しているといいます。

子どものころから、タオルといっしょに育った古金谷さんにとって
産業の衰退は、たいへん悲しい状況だったそうです。


日本製のタオルをたくさんの方に使ってほしい
一度でもいい!
手に取って、使っていただければ
 「国産の良さ」を分かっていただけるはず


そんな強い思いではじめた、10円タオル。
ネーミングも画期的ですし、インパクトも大きいですよね。

今では当たり前になっている、楽天市場での「10円タオル」。
もともとは、「タオル工場ぷかぷか」が
最初に考え出したことなんですよ!


10円タオルをきっかけに、大ブレイク。

「タオル工場ぷかぷか」は、売り上げを一気に伸ばし
人気店、有名店へと成長していきました。



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2)売り込まなくていいから・・・
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10円タオルをはじめ、画期的なアイデアで売り上げを伸ばし
ショップオブザイヤーを獲得。

このままイケイケドンドンで、売り上げを伸ばしていくのは簡単。

でも・・・

・これでいいのかな?

・お客様は、幸せなのかな?

・自分は、お客様ともっとコミュニケーションとりたいのに

ということを、古金谷さんは考えていらっしゃったんですよね。


売り上げアップを優先して、このまま勢いに乗っていくことも可能。
しかし、今まで支えてくれたお客様へ感謝することや
新規のお客様との新しい関係性を
じっくり作っていくことの方が、大切ではないか。

そう考えて、弊社にメールマガジンのご相談をしてくださったのですね。

古金谷さんからリクエストいただいたのは、以下の3点。

・売り込まなくていいから、読者とおしゃべりするようなメルマガ、
お店に親しみを持ってもらえるようなメルマガを発行したい

・古金谷さんがご自分で書くと、男性目線になってしまい
生活に密着したおしゃべりができない
ぜひ、女性ライターの登用も検討したい

・日本製タオルの良さを知っていただきたい

良さは自分がいちばんよく知っているが
がんばって書こうとすると、時間がかかってしまい
店長として本来やるべき仕事に時間がかけられない

新しいスタッフから見た客観的な意見も入れながら
メールマガジンを展開したい

弊社は、主婦のライターが多いので、
生活に密着したトークは得意中の得意です!

すぐに、メールマガジンの構成、内容を検討し
準備に取り掛かりました。


「タオル工場ぷかぷか」のお客様は

・小さなお子様をもつ主婦の方が多く

・日本製タオルを選ぶことから、地球や環境に関心が高い

などの属性があることが分かっていました。

そこで、メールマガジンの中で
ふたつのコラムを交互で連載することにしました。

・1日1エコ  :地球や環境、エコロジーに関するコラム

・試してラク家事:家事や日常生活を、
ちょっと効率化するためのヒント


週に2本、弊社がコミュニケーションメルマガを配信し
それ以外にも、古金谷さんの方で、ポイントアップなど
ショートでシンプルなメールマガジンを発行していくというスタイルに変更。

1年数か月が経過しました。



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3)差別化は、意外なところで・・・
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コミュニケーションメルマガを発行するようになって
変わってきたことは、ふたつあります。

・投稿が増え、コミュニケーションが活性化した

・レビューの内容が変わってきた

投稿に関しては、これまでの「グリーゼ!な日々」でも
たびたび出てきますので、今日は、レビューの方を詳しく紹介しますね。


以前は、商品の良さやショップの対応の丁寧さを評価していただく、
以下のようなレビューが多かったのですが・・・

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タオルを買うならここ! 値段はお買い得。品質は上質。
同じ値段の他のとこのタオルとはえらい違いですよ!
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とても信頼できるショップです。商品についての説明が丁寧でしたし
メールでの対応も安心してお買いものする事ができました。
また機会があったらぜひ利用したいと思っています。
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コミュニケーションメルマガを配信するようになってからは
商品やショップの対応だけでなく、メールマガジンに対するレビューも
書かれるようになってきました。

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このお店大好きです♪ 商品の質はもちろん、メルマガが楽しく、
役に立ちます。タオルはココでしか買えなくなりました。まぢで!
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いろんなタオルがあり、見てるだけでも楽しめました。
今回、たくさん買いましたが、また買うと思います。
最初に来たメールが面白くて、ショップに飛んだのがきっかけでしたが
メルマガも大事だなと思いました。
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日本製のタオルなので、縫製が丁寧です。
メルマガがおもしろく、日常生活に役立つ豆知識が豊富です。
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また、商品の売り上げに直接つながる企画ではありませんが
タオル工場の取材に伺い、タオルの製作工程や工場で働く人の様子を
メールマガジンで書いたあとは、こんなレビューもいただきました。

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日本製タオルがなぜ安心なのか、
大演説を打った店長さんのメルマガは、感銘を受けました。
安全をお届けしたい、その真摯な姿勢に打たれました。

普段の受注メール、メルマガの文体はフレンドリーで、
親近感と安心感を自然に持たせてくれます。出荷対応も迅速。
数年来ここでタオルを購入していますが(リアルなお店含め)、
もうほかでは買えません。
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何回かメルマガをいただいて、日本製でこだわりの製品を
作っている点に注目。中国製品に押され気味の中で
頑張っている姿に心を打たれました。
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ショップの姿勢は、しっかりとお客様に伝わっていくんですよね!


古金谷さんの「タオルの売り方」は、10円タオルをはじめ
いろんなテクニックが、後発のショップに真似されてきていますが

メールマガジンに関するところは、
 「タオル工場ぷかぷか」が群を抜いており、
 「メールマガジンが他店との差別化ポイントになっている」
と私たちは考えています。


以上、「タオル工場ぷかぷか」のご協力を得て執筆いたしました。


≪本メールマガジンの参考URL≫

◎「タオル工場ぷかぷか」
http://www.rakuten.ne.jp/gold/pukapuka/



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■編集後記
──────────

「タオル工場ぷかぷか」の古金谷さんが、
こんなお話をしてくださったことがありました。

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泉佐野市はタオルの町でした。

繊維工場、染物工場、直販店もたくさんあったんです。

最近は、工場もお店も減ってきて、
町も、どこにでもあるような町の景色になっちゃいましたが

先日、どこからかおばあちゃんが、うちの事務所にやってきて
タオルを数枚、買ってくれました。

昔ながらの国産のタオルを探してくれるおばあちゃんがいて
それを手にしたときの笑顔を見て
自分が目指していることは、売り上げだけではないと確信したんです。

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私はこのお話を聞いて、胸が熱くなるのを感じました。

企業やオンラインショップと、お客様。

この間をつなぐものが、メールマガジンだとしたら
こんなに、やりがいのある仕事はないと思います。

メールマガジンは、売り上げを上げるための魔法のツールではありません。

でも、お客様とのコミュニケーションをとるための道具としては
最高のツールかもしれません。


それでは、今週はこのへんで。

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