こみやまたみこブログ-メルマガの書き方・作り方

江島民子ブログの最終更新日は、2013年です。

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フェーズ1:設計 【対象者を決める~どのようにして、明確な人物像(ペルソナ)を決めるのか】

「メルマガの書き方・作り方」の、「フェーズ1:設計 【対象者を決める~ペルソナ】」の続きです。

きょうは、「どのようにして、明確な人物像(ペルソナ)を決めるのか」について、お話しします。

まずは、弊社で実際に設計した「ペルソナデザインシート」をご覧ください。

ペルソナ設計.gif

基本的には、「1ペルソナ1メルマガ」(ついでにいうと、サイトも「1ペルソナ1サイト」)が望ましいのですが、クライアント様の取扱い商材やサービス、ご予算の都合などで、複数のペルソナを設定する場合もあります。

ペルソナデザインシートには、いくつかの項目を定義していきますが、ここでは、

◆1:モデルの選定

◆2:写真の選定

◆3:名前の決定

◆4:属性の決定

の4つについて、ご説明します。

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◆1:モデルの選定
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何と言っても大事なのは、「モデルの選定」です。

これから、このメールマガジンプロジェクトのメンバー全員が、「この人」に向けて語りかけていくことになるのですから、「この人って、こういう人だよね」とプロジェクトのメンバー全員が同じイメージを共有できるような人物をセレクトすることが重要です。

ほとんどの場合、ここでは芸能人の中から、「ペルソナ」に近い人物をピックアップします。

芸能人には、「元気な感じ」「真面目な感じ」「セレブな感じ」「庶民的な感じ」など、「その人の持つ明確なイメージ」があることが多いので、メンバー間での認識にズレが出にくいからです。


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◆2:写真の選定
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モデルを選定したら、そのモデルの写真をペルソナデザインシートに掲載します。

このときの写真のセレクトにも、注意が必要です。

たとえば、役者さんなどは、そのときに演じている役柄によって、雰囲気がまったく違うからです。

たとえば、ペルソナを「30代独身のビジネスパーソン」と定義して、そのモデルを、妻夫木聡さんに設定したとします。

このとき、映画「悪人」に出ている写真を使うのか、「黄金を抱いて翔べ」の写真を使うのか、「東京家族」の写真を使うのかで、全く雰囲気が変わりますよね?

「同じ妻夫木くんだからいいじゃない」と、いい加減に決めてしまってはダメです。

繰り返しになりますが、これから、このメールマガジンプロジェクトのメンバー全員が、「この写真の人物」に向けて語りかけていくことになるのですから、それにふさわしい写真をセレクトしてください。


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◆3:名前の決定
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次に、この人物に具体的な名前をつけます。

このときにも、いい加減・適当に名づけてはいけません。

私たちは、まず、ペルソナの年齢を決めて、「生まれ年別の名前ランキング」をチェックします。

そして、上位の名前から選ぶようにします。

たとえば、2013年現在 28歳の女性という設定であれば1985年生まれということになりますから、愛とか麻衣という名前にします。

これが48歳だと、1965年生まれですから、明美とか真由美になります。
ずいぶん雰囲気が違いますよね?

では、年齢と合っていればいいのでしょうか?

もうひとつ、大事なことがあります。それは、名前の持つイメージです。

たとえば、「愛ちゃん」とか「麻衣ちゃん」には、ちょっと女の子・女の子した、甘い感じがありませんか?

かわいらしい名前ですが、もしこの人物が、「大手企業 総合職」という設定だったら、そっとそぐわない感じがしますよね?

そんなときは、同じランキングの中でも「麻美」とか「友美」という、ちょっと知的なイメージのある名前を選びます。

これは、書き手の名前をつけるときも、同じです。

「こんにちは。〇〇会社の山田 愛です」と名乗るのと、「こんにちは。〇〇会社の山田 麻美です」と名乗るのでは、読者の印象がまったく異なりますよね?

読者には、ペルソナデザインシートの写真は見えないですから、名前が持つイメージは、とても大切です。



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◆4:属性の決定
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次に、属性を決めていきます。

どんな属性を決めるかは、メールマガジンの目的や、取扱い商材・サービスによって異なります。

世帯年収や家族構成、趣味、好きな芸能人、好きな雑誌などを詳しく決めたほうがいい場合もあります。
ライフスタイル提案型の商材(インテリア、雑貨など)の場合は、そうですね。

逆に、そういった情報は、あまり必要がない場合もあります。

それよりも、

◎ペルソナの金銭感覚や価値観

◎ペルソナの生活環境や悩み

◎ペルソナのインターネットやパソコンに関する習熟度

などが大事な場合もあります。

「何を知っていれば、その人の心を動かすトークができるのか」という観点から、属性を決めていってください。

次回は、今回も少しだけ触れた「書き手の人物像の設計」のお話しをします。お楽しみに♪




フェーズ1:設計 【対象者を決める~ペルソナ】(補足)

先日、「BRAVE HEARTS 海猿」のDVDを、ムスメたちと一緒に観ました。

今回の映画では、仙崎大輔のバディ 吉岡と、キャビンアテンダント 美香とのラブストーリーが描かれています。

終盤、美香が、「なぜ吉岡のプロポーズを拒んだか」を告白するシーンを観ていて、あるメールマガジンに届いた読者からのメールを思い出しました。


       ***************


美香が、「吉岡のプロポーズを拒んだ理由」は・・・


高校生のときに、両親が離婚をした。

そのとき、「私は、絶対両親のようにはならない、幸せな結婚生活を築くんだ」と心に誓った。

それなのに、自分も、実は、以前一度結婚したことがあり、そのときは、半年で別れてしまった。

だから、吉岡と結婚することに自信がない。


・・・というものでした。

このシーンを観ながら、私は心の中で、

「おいおい、福田さん(海猿の脚本家)、ちょっとカンベンしてよ」

と心の中で思いました。

美香のセリフを聞くと、

「離婚は不幸なことである」

「両親の離婚を経験した子は、不幸である」

「両親の離婚を経験した子は、その子もまた結婚が長続きしない可能性が高い」

ようにも聞こえます。

そして、私は離婚をしているので、そのシーンを一緒に観ているムスメたちは、「両親の離婚を経験した子」たちなわけです。

ムスメたちの胸中を思うと、「福田さん(海猿の脚本家)、ちょっと配慮が足りないんじゃない?」と思ったのです。

そのときに思い出したのが、あるメールマガジンに届いた読者からのメールです。

そのメールマガジンは、おもちゃ屋さんのメールマガジンだったので、当たり前のように子育て情報を発信していました。

「子育てが、いかに喜びにあふれたものであるか」

「こどもとは、いかに素晴らしい存在であるか」

ということを、折に触れて書いていたような気がします。

BABY.jpg

ところが、そのメールマガジン宛てに届いたメールには、こんなことが書かれていました。
(うろ覚えなので、正確ではありません)


私には、こどもがいません。

こどもがとても欲しかったのですが、残念ながら授かりませんでした。

だから、あなたのお店のメールマガジンに"こどもが、こどもが"と書いてあると、とても辛くなります。

こういう読者がいることも知ってください。


私たちは、そのメールマガジンのペルソナを、

「小さいお子さんがいて、教育熱心で、いいおもちゃをこどもに与えたいと思っていて、
 そのネットショップで買い物をしたことがある方」

と想定していました。

ですから、なんの疑問もなく"こどもが、こどもが"と連発していたのですが、

よく考えてみたら、購入者の中には、親戚やお友だちのお子さんへのプレゼントにおもちゃを購入した方も含まれており、そういう方たちにも、メールマガジンは届いているのです。

その中に、「こどもの話を聴くだけで辛くなる」方がいらっしゃるとは、思いもよらないことでしたが、

少なくとも、「全員が子育て中というわけではない」という意識は持っているべきでした。




同時に、ペルソナ以外の読者への配慮も大切にしなければならない、ということを思い出させてくれた、「BRAVE HEARTS 海猿」でした。






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